サン・セバスチャンの映画祭/Michiko NAGASHIMA

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サンチョ「自分たちはサン・セバスチャンにいる。ここは文化的で映画の街。
そこになぜサーフフィルムの映画祭がない?」

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Hola ! みなさん、こんにちわ。
日本は夏の暑さが少しは和らいだでしょうか? 今年のフランスは全体的には例年より暑いらしいのですが、ここバスク地方は涼しいです! 8月で30℃を超えた日は片手で足ります。いや、本当は足りてほしくないのですが、このまま秋冬に突入しないことを願って・・・。

さて、今回はお隣のスペイン・バスクからサン・セバスチャンの情報をお届けします。

いつもスリオラビーチなので、たまにはコンチャ湾。それも旧市街と反対側奥から撮ってみました

いつもスリオラビーチなので、たまにはコンチャ湾。それも旧市街と反対側奥から
撮ってみました

サン・セバスチャンといえば来月18日から「サン・セバスチャン国際映画祭」が開催されますね。
63回目を迎えるそうで、歴史があります。
映画好きな人からしたらサン・セバスチャンは映画の街でしょう。
ちなみに今年はそこで日本映画の特集もされるようです。

酒好き、飲み歩きが好きな人にとってサン・セバスチャンはバルの街のイメージでしょう! 

酒好き、飲み歩き、レストランが好きな人にとってはサン・
セバスチャンは美食、バルの街でしょう♡

その本家(?)映画祭の前に、サーフフィルムに特化した映画際が今年も行われました。
その名を「サーフフィルムフェスティバル」。こちらは13回目。
先に63という数字を出してしまったので、歴史が浅いと思わせてしまいがちですが、
ヨーロッパ内のサーフフィルムフェスティバルの中ではハシリの存在!

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会場でのデコレーション

その「サーフフィルムフェスティバル」が行われたのは6月末ですが、主催者であるサンチョさんへのインタビューがとれたのは最近。ですのでこのタイミングで伝えさせてください ;-)

Q、13回目の「サーフフィルムフェスティバル」を終えた感想を教えてください。

「とても素晴らしかったよ! 映画上映とその他のプログラムへの導線はうまくいった。いつもたくさんの違ったことを平行して行っていたが、今年はより多くのプログラムがあった(パーティ、ライヴ、大会等)。映画祭といっても映画は全体の3割ぐらい。
世界各地の至る場所からサーファー、サーフに関する物事が集まり、一つの大きな集合体になれた。名前を挙げれば Ramon Navarro、Rodrigo Farias、Chris Malloy、 Jon Aspuru、Indar Unanue、Kimi Werner、 Kyle Thierman、ローカルたち。もちろん日本のゲストも! 彼らは今年のキーパーソンさ」

奥が手前がChris Malloy

奥がチリからのRamon Navarro、手前がカリフォルニアからのChris Malloy。
パタゴニアショップにてサイン会

 

『The Fisherman's son』は今年のサーフフィルム内で一番の大作。これはその本です。右側がスペイン語版

『The Fisherman’s son』は今年のサーフフィルム内で一番の大作。これはその本です。
右側がスペイン語版

ハワイから。その日のイベント前に旧市街のとあるバルで遭遇。タパスとワインを楽しんでいました。エキゾチックな雰囲気を感じましたが、話しかけると気さくに対応。そして笑顔がチャーミング!! お母さんが日本の方で、本人も「リコ」というミドルネームを持っています

ハワイからKimi Werner。その日のイベント前に旧市街のとある
バルで遭遇。タパスとワインを楽しんでいました。エキゾチック
な雰囲気を感じましたが、話しかけると気さくに対応。そして
笑顔がチャーミング!! お母さんが日本の方で、本人も「リコ」
というミドルネームだと嬉しそうに話してくれました

Q、今年はどんなコンセプトだったのですか?

「コンセプト、それはオリジナル(起源)とレガシー(遺産)。具体的には『La Primera Ola, directed by Pedro Temboury』のワールドプルミエを行ったり。これはスペインサーフィンの歴史を描いた作品。レガシーに関していえば、コーストラインをこれからどう残していくか。「文明と未開」をテーマとしてエキシビジョンを設けた。世界中の主な波を知り、開発という名の文明は自然にどんな影響を与えてきたのか。そしてそれはこれからの開発方法、もしくは残していくためのヒントを与えてくれるだろう」

映画は基本的に旧市街の映画館での上映。しかし土曜の夜はスリオラビーチの前に会場を作り、野外上映された

映画は基本的に旧市街の映画館での上映。しかし土曜の夜はスリオラビーチの前に
会場を作り、野外上映された

Q、映画祭のアートディレクションを日本人とコラボしたとの事ですが、してみてどうでした?

「それはね、想像を超えた素晴らしいコラボレーションだったよ。圭一郎さんのアートディレクションはとてもクールで、広川泰士さんのポスター、エキシビションはファンタスティックの一言。そして玉井太郎さんのショートフィルム・・・これ以上望めることは何もない!
自分たちは日本文化にとても興味を持っている。伝統を大切にする日本人の姿勢が大好き。だけど同時にとてつもなくアヴァンギャルドでもある。そういった日本のスタイル
は、西洋の均一、保守的なスタイルを壊す手助けとなるだろう。最後にコーディネートしてくれたショウジ・クランドさん、ありがとう!」

壇上で挨拶をする日本からの方たち。映画が始まってすぐの” 海を知るには山を知らなければならない ”というセリフは説得力がありました。サン・セバスチャンも山とまではいきませんが、緑に囲まれているのでそのメッセージは伝わりやすかったのでは。会場からの温かい拍手からもわかります

壇上で挨拶をする日本からの方たち。映画が始まってすぐの” 海を知るには山を
知らなければならない ”というセリフは説得力がありました。サン・セバスチャン
も山とまではいきませんが、緑に囲まれているのでそのメッセージは伝わりやすか
ったのでは。会場からの温かい拍手からもわかります

Q、このイベントを通して一番伝えたいことは何ですか?

「目上の人を敬うこと、周りの人を大切にすること。仲間と意義のあることを共有する喜び。
ローカルとインターナショナルなサーフコネクション」

映画上映は22時近くからとヨーロッパタイム! 月があんなに高い位置まで上がっているのにまだ明るい。スクリーンの周りには屋台が出て、お祭り雰囲気全開。みんな陽が沈むのを飲んだり食べたりしながら待つ、それも楽しい時間

映画上映は22時近くからとヨーロッパタイム! 月が十分な高さまで
上がっているのにまだ明るい。スクリーンの周りには屋台が出て、お
祭りの雰囲気。みんな陽が沈むのを飲んだり食べたりしながら待つ、
それも楽しい時間

 

友達同士で毎年来ているというローカルのサーフガールたち。右からMaria、Audrea、Elena。このMariaさんが着ているような丈の短いトップス。この夏いろんな場所で着ている女のコをよくみました

友達同士で毎年来ているというローカルのサーフガールたち。
右からMaria、Audrea、Elena。このMariaさんが着ているよう
な丈の短いトップス。この夏いろんな場所で着ている女のコを
よくみました

「このサーフボードは3年前にビアリッツでカシアからもらった」と、入水直前のRoberto

「このサーフボードは3年前にビアリッツでカシアからもらった」
と、入水直前のRoberto。写真に影が入ってしまい、すみません

Q、最後に、日本のHONEY読者に向けて何かメッセージがあれば!

「サーフィルムフェスティバルは一つのオープンなプラットフォームです。サーファー、アーティストらが作品、ストーリーを共有するための。だけどもっともっと人が混じり合う、出会う場でありたい。だからどうぞ、大いに利用してください。our house is your house! 」

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♪&♡

 

天候にも恵まれ、集まった人たちの目的が同じだからか、会場の雰囲気はとても暖かく、誰もが楽しもうというポジティブな姿勢。そこにはいい時間が流れていました。
サンチョさん、ありがとうございました。

また、今回のサーフフィルムフェスティバルの様子はアートディレクションを手がけられた向さんが映像にまとめられているそうです ;-)
じきに完成するそうなので、わかり次第またお伝えしますね。

それではみなさん、また。 Hasta pronto !

 

 

 

 

 

 

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