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ブラジル人アーティスト、フィリペ・ジャルジン作品集/Michiko NAGASHIMA

Posted, January 16.2018

SKETCHES&SNAPS Filipe Jardin (六耀社)

Bonne année !! あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

新年に突入したことで、それそぐなう内容をお届けしたいのですが、
昨年に出会ったある本を紹介させてください。

本のタイトルは『スケッチ&スナップ フィリペ・ジャルジン作品集』(六耀社)

内容はイラストレーター、フィリペ・ジャルジンさんの作品集です。

このフィリペさんはブラジル人ですが、ペイバスクに住んでいます。
ご自宅にうかがわせてもらう機会があったのですが、その住まいは海から歩いて5分ほどの少し高台になった場所。
仕事机が置かれた窓からは波が見え、なんとも贅沢な環境でした。

そうです、フィリペさんはサーファーなのです。

そんなブラジル人であり、フランスに住むフィリペさんの作品集ですが、日本語で日本で発売されています。

本の構成は「TRAVEL」、「FASHION」、「BRAZIL」の3つに分けられています。

それではその中身を少しお見せいたします。

始まりはここから。

 

 

「A3サイズの画用紙は小型のスーツケースにぴったり入り 旅をするには最適なフォーマット。 ラップトップのコンピューターとスキャナー、 インクやマーカー、カメラを入れればいつでも旅立てる、 世界のどこにいても仕事ができるんだ。」 (イラストはHenrique Gendre氏のアンティークポラロイドカメラがモチーフ)

 

 

「海の中には完璧なほどの自由があった。 サーフボードがあれば自分自身になれるような気がした。 海の、そして自然の一部になるような気持ち。」(写真はマダガスカル、イラストは南アフリカ・Jベイ)

 

 

「旅に、そして人生にハングリーだった。」 (写真はマダガスカル、イラストはコンバースオールスターがモチーフ)

 

こんなページもあります。

「映画「ロスト・イン・トランスレーション」の主人公の気持ちはよくわからない。 なぜ、東京の街並みで呆然としているのか? はじめて行く土地だったとしても、いつでも旅先では友だちができる。 だから僕はどこに行ってもロストするってことはないんだ。」 (写真は下北沢、イラストは浅草での1シーンがモチーフ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィリペさんはルイ・ヴィトンからの仕事をきっかけに、世界中を旅するようになります。
旅先で出会った風景をイラストにしたり、写真を撮ったり。

日本は数年前までは約10年間ほど、年に1度、多いときで年に2度くる機会があったそうです。

この本を読み進めていると、フィリペさんを通して旅をしているような気分になれます。
イラストに少しばかりの日本語が書かれていますが、その文章が秀逸!
1冊を通してひとつのストーリーのようなものになっています。

フィリペさんのキャリアを聞くと、ハイブランドとお仕事されていたり、出てくる地名も世界各地に富み、
話を聞くだけでは雲の上のような存在の方。

しかし実際はとても気さくでオープンマインド。メロウでそれでいて、人への配慮も素晴らしく、
ブラジル人であることに誇りを持ち、そして何より明るい!!

そのキャラクターはこの本を読むとよくわかります。

 

 

(リオ・デ・ジャネイロがモチーフ。ルイ・ヴィトンの ”Carnet de Voyage”2001のために書かれた作品)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新年が明けると、新たな決意や目標を掲げたりすると思います。
そのすべてが今よりも向上するためのものだと思われますが、
この本を読んでいると緊張やストレスに溢れた日々をほんの少し、緩ませてくれる気がします。
それでいて本当に大切なものは何か、というのを今一度考えさせられたり…。

ハッとさせられる文面とフィリペさんのイラストによる見事なコンビネーション。

2017年に出会った良書でした。

よければぜひお手にとってみてください。

世界旅行へ連れていってくれます。

『スケッチ&スナップ -フィリペ・ジャルジン作品集』(六耀社)
https://www.rikuyosha.co.jp/products/detail4346/

それではみなさん、また。À bientot !

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