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ウォーター・フォトグラファー Sarah Leeの世界 前編/HONEY編集部

Posted, June 24.2020

Sarah Lee Water-based Life リトルフィッシュはやがてマーメイドに

日常とかけ離れた場所にボタンひとつで飛んでいける今の時代、目に出来ないものなんてもう存在しないの
ではないだろうか? 写真から発せられるアドベンチャー感たっぷりの波動は、心の奥深くにタッチする……。
ウォーター・フォトグラファー、サラ・リー。彼女の今までとこれから、そして大切にしていることや海へ
の想い。光や水面の波紋、美しい一瞬をとらえた作品とともに、2回にわたってインタビューをお届けします。

 


 

ハワイ島コナ。両親と祖父母が営むフラライ火山斜面に位置する緑豊かなコーヒーファームでサラは生
まれ育った。ボディサーフィンとダイビングが日課の父親に連れられ、時間を見つけては自宅からクル
マで20分ほど離れたビーチに毎日のように繰り出した。「幼少期の思い出と言えばとにかく父との素潜
り。息が続く限り深く潜り、魚たちを追いかけていたわ」。

 

 

 

海底をまるでプレイグラウンドのようにして過ごした彼女は、いつからか“リトルフィッシュ”と呼ばれ
るようになった。幼いときからスイミングをしていたサラは、長距離の大会や海でのレースで活躍する
ようになり、大学に入学する頃になるとそれまで以上にサーフィンに魅力を感じ始めた。高校時代に始
めた写真をきっかけにウォーターフォトグラフィの世界に飛び込むと、スイミングとはまた違った情熱
を自分の中に発見したのだった。「水中でカメラを手にしたことで今までそこにいた人との関わり方が
変化し、その場で起こっている事柄に私も携われるようになったの」。

 

 

 

当時としてもオールドスクールなカメラハウジングを手に入れた瞬間から、サラのウォーター・フォト
グラファーとしての人生がスタートした。21 歳からプロとして活躍し、ウェディングやポートレート、
ブランドの撮影に従事。そんなとき「アリソン・ティールのアドベンチャーシリーズを撮影しながら世
界を回らないか?」というオファーが舞い込んできた。アリソン・ティールは女性版インディ・ジョー
ンズの異名を持つサーファーでありフィルムメーカー。アドベンチャー写真家の父とヨギーニの母のもと
生後2ヶ月から世界を旅している。大学休学を決意したサラは羽を広げ、大きな世界へと飛び立った。

 


 

その後のストーリーは、後編でご紹介。お楽しみに!

 


 

Sarah Lee サラ・リー
1990年生まれ、ハワイ島コナ出身。海の中で出会う美しさを世界中に発信し続けるウォーター・
フォトグラファー。サーフィンや水中撮影に限らず、ナショナルジオグラフィ、H&Mなどワール
ドワイドな雑誌やアパレルブランドがクライアント。www.sarahlee.photo @hisarahlee

 


 

photography : Sarah Lee text : Maki Mukaeda(3 little spirals)
掲載: HONEY Vol. 23

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