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サーフガールが立ち上げたスモールビジネス Vol .01 /HONEY編集部

Posted, May 09.2020

ハイセンスなカフェ&サーフショップ <Becca Mantei>

起業するサーファーも多い、スモールビジネス花盛りのカリフォルニア。得意なことを活かしたり、夢
の実現だったり、人生を輝かせるためだったり、ビジネスのきっかけは人それぞれ。そんな女性たちの
ストーリーをHONEY #21から4回に分けてお届け。スモールビジネスを成功させた彼女たちの考え方や
キャリア、ライフスタイルを通して、自分らしい生き方を見つけよう。

 

第1回は、カフェ&サーフショップのオーナー、ベッカ・メンティをクローズアップ!

 


 

サーファーによるスモールビジネスで賑わうコスタメサの中で、とくに注目を集めているカフェ&サーフ
ショップ「Daydream Surf Shop」。サーフショップではあるが、ハイセンスな雑貨やヴィンテージ・
クロージングの品揃えも豊富なお店で、カフェも併設。オーナ独自のセンスが、ショップに華やかで唯
一無二の価値を与えている。

 

 

 

「ボーイフレンドのカイルと私のふたりがオーナー。サーフィンのセクションはカイル、雑貨やヴィン
テージは私の担当よ」と話すのが共同オーナーの一人であるベッカ・メンティ。コスタメサで生まれ育
った彼女は、16歳からサーフィンをはじめ、仲間とよくサンノーで過ごしていたという。サンフランシ
スコの大学でデザインを学んだ後、インテリアデザイナーのもとで2、3年仕事をする。その仕事に迷い
を感じていたころ、カイルとショップをはじめるアイデアが浮かんだのだそう。一方カイルは大学で経
済学を専攻、金融業界を経て、ショップのノウハウを学ぶためサンフランシスコのモラスクで修業をは
じめることにした。

 

「私も仕事をやめてモラスクでアートディレクターのアシスタントとして働きはじめたの。私にはデザ
インのバックグラウンドがあり、カイルにはビジネスのバックグラウンドがある。ふたりの得意分野を
ミックスして、どうすればショップをオープンできるかを真剣に考えたわ。ただものを売るだけでなく、
なによりも人が集まる居心地のいいスペースであることが大事だと感じていた。お店を通してたくさん
の人と出会うのって素晴らしいことだから」

 

べッカたちは2016年の夏に地元コスタメサに戻り、商業用不動産を扱っている友だちからいまのショッ
プの場所を紹介してもらう。天窓がある明るく広々とした空間。ふたりは一目で気に入った。地元で美
味しいコーヒーを飲める店が少ないと感じていた彼らはカフェも併設。結果的にベッカの望んでいた、
人が集まってくる居心地のいいスペースが完成した。

 
彼女がフリーマーケットなどで買い付けてセレクトするヴィンテージ・クロージングも評判だ。「ヴィ
ンテージの最大の魅力はサステイナブルだということ。いま新しく服を製産するには資源や水がたくさ
ん消費される。環境によくない化学薬品や染色材も使われる。多くのファストファッションは品質が悪
く、トレンドが終わると捨てられてしまう。でも昔のものはもっとクオリティが高いし長持ちするの。
一点ものを見つける楽しみもあるし、新品よりも安いのも魅力ね」

 

最近コスタメサ界隈では若いサーファーたちによるたくさんのスモールビジネスが生まれ、ゆるやかな
共同体ができている。そのビジネスの成功例として、ベッカとカイルのショップはシーンのシンボル的
な存在であり、みんなの憧れだ。
「私たちがお店をはじめるとき、たくさんの友だちがサポートしてくれた。だから今度は私たちが友だ
ちのビジネスを手助けしたりコミュニティに恩返しをする番だと思っているわ」

 

 

 

次回はカリフォルニア産の美味しいマスタードを作るイザベル・フリードをご紹介。お楽しみに!

 


photography & text : Takashi Tomita
掲載:HONEY vol.21

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