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ゼロ・ウェイストな暮らしのヒント step 02 /HONEY編集部

Posted, May 04.2020

step 02 シンプルに断捨離&モノを循環させる

地球とわたしに「もっといいこと」をしたい。そんな思いから、大量に溢れるモノとゴミの悪循環を見
直す「ゼロ・ウェイスト」を実践するためのヒントを、HONEY#28からお届けしている連載第2回。

 

前回のゴミ箱リサーチで、これまでたくさんの「無駄」に囲まれていたことを実感したら、次はいま家に
あるモノも見極めて、本当に必要なモノを最小限にリデュース。
モノが多ければゴミも多くなり、モノが減れば自然とゼロ・ウェイストも実践しやすくなり、地球にやさ
しく家計の節約にも効果大。「量より質」を軸に断捨離をすると、自分にとって本当に大切なものが浮き
彫りになり、モノに支配されずにゆったりと、よりシンプルで豊かな暮らしへ。といっても不要なモノを
ゴミに出すのはゼロ・ウェイストとは真逆。リサイクルやリユースで循環させることを念頭に。

 


 

一つひとつの必要性を見直そう

 

種類は多いほうが楽しくて便利な気がして「アレもいい、コレもいい」と同じ用途でさまざまなモノを
買い集め、誰かがお勧めしていたからといって必要ないのに買ってみたり ......。けれどそれって本当に
ぜんぶが必要? まずはすべての持ち物を一つひとつ、愛着や必要性を見極めながら選び分けてみよう。
本当に使い勝手の良いモノ、作り手のこだわりが滲む素敵なモノだけを残して暮らし始めると、実は
そんなに多くは必要なかったことにも気づけるから。

 

ミニマムだからこそ深まる価値

 

両親や大切な人がくれたプレゼント、自分へのご褒美に買った一生モノの品、大切な家族から譲り受け
た逸品など、スペシャルな思い入れのあるモノは時間が経っても捨てたくない、自分だけのストーリー
が光る宝物になる。けれど、モノが溢れかえる今は簡単に手に入るからこそ簡単に捨ててしまう傾向も。
時間が経つほどに愛着が熟し、壊れても手直ししながらでも長く寄り添っていく......。これからはそん
なモノの価値を楽しんでみては?

 

今あるモノを楽しんで

 

たとえば、フードプロセッサーより包丁で刻むほうが料理の楽しさも味わいもUPするように、今まで多
彩にコレクションしてきたアイテムも、実はほとんどがシンプルなモノや道具で事足りる。ゼロ・ウェ
イストは「今あるモノで楽しむ美学」も醍醐味のひとつ。毎シーズン新しい洋服や製品が登場し、流行
り廃りはめまぐるしいスピードで物欲も掻き立てられるけれど、最先端を追いかけるより、今あるモノ
と長く丁寧に付き合っていこう。

 

手入れや掃除もラクチンに

 

モノが減れば壊れるモノが減り、最終的に処分するゴミが減る上に、保管や修理にかかる費用も減らせ
る。ハイテクな電化製品に頼りがちだけれど、消耗品になる備品を買い続けたり、遅かれ早かれ壊れて
粗大ゴミに出すより、たとえばプリンターや電子レンジは持たない選択も。温め直しは蒸し器や昔なが
らの調理器具で工夫したほうが美味しさも格別。もちろんモノが少なければ掃除の手間やホコリが減る、
それもゼロ・ウェイストの大きなメリット!

 

手放す前にリユースを考える

 

一つひとつを選り分けて不要と感じたモノは、ゴミとして処分するのではなく、手放す前に何かにリユ
ースできないかを考えてみよう。洋服はオリジナリティ溢れるリメイクを楽しんだり、切り分けてティ
ッシュペーパーの代わりに、または布巾や雑巾として使い、汚れたら洗って使い回すのもオススメ。ド
ライクリーニングのハンガーも、お店に返却して繰り返し使ってもらったり。そうしてリユースしてあ
げることも、貴重な地球の資源を守る貢献に。

 

最終手段はリサイクルへ

 

心から気に入っているものを選び取り、リユースの道が見つからなかった残りはゴミ処理場行きではな
く、リサイクルで循環させて。リサイクル(資源物)として回収してもらう場合は、地域によってルール
が異なるので、まずは自治体やリサイクル業者に問い合わせてみて。中古品としてインターネットやリ
サイクルショップ、フリマなどで売る・ 譲る、または学校や図書館、海外途上国や被災地、福祉施設
などに寄付する道も有意義な選択になる。

 


 

illustration : Etsuko Taguchi composition : Ayako Minato
掲載:HONEY(ハニー)Vol.28

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