自然の恵みに身を委ねて不調を整える|植物療法士・南上夕佳さんのマイペース

MAKE TIME TO SPEND COMFORTABLY
素敵なあの人のマイペースを知る

日々変化していく理想のライフスタイル。自分に合う過ごし方を求めてルールが多くなってしまったり、何から取り入れていいか悩んで停滞することも。今持っている心地よさはそのままに取り入れたいスタイルを素敵なあの人から学ぼう。

第二回は植物療法士として活躍され、二児の母という顔も持つ佐南上夕佳さん。彼女が教えてくれたのは「植物の恵みに身を委ねて不調を緩和する」ことだった。

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子供が保育園に行きたくないという日は、オレンジの香りがするネロリアのウォーターで空間からリラックス。子供も「シュッシュして」とお願いするほど大好き。日焼け止めや虫除けも環境と身体に心地いいものを選ぶ

「自然の力って本当に偉大なんですよ」と教えてくれたのは植物療法士の南上さん。植物の力を借りて、身体や心をケアする療法、フィトテラピーに目覚めたきっかけとは。「20代で患った若年性更年期障害がきっかけでした。生理が止まり、抜け毛、乾燥、膣内の乾燥などを体験。膣内の乾燥は性的な感受性だけでなく、桜を見ても綺麗と思う感性まで薄れさせてしまったんです。症状が心にまで響くんだと衝撃でした。婦人科ではストレスと診断され薬を処方してもらいました。でも症状の緩和だけでなく自然療法で根本から直したいと思い、森田敦子先生のスクールに通い始めたんです」。植物療法を取り入れていくことで症状は改善。難しいと言われた妊娠と出産も経験し、今では素敵な二児の母という姿からも植物のパワーを感じる。

右_基本薬は飲まず、身体の解毒作用を信じてあげるという。お気に入りのハーブティでその日のコンディションを整える 左_「香りは1.5秒で脳に届くと言われていて、記憶と香りの結びつきは深いんです」と語る。精油は子供には早いので、食の香りでアプローチ。鰹節と昆布の出汁からお味噌汁を作るのも欠かせない一日の始まり

そんな彼女の出産体験もフィトテラピーに支えられたものだった。「インティメイトオイルケアのおかげで会陰切開しなくてすんだので、日々のケアで身体を変えられると改めて実感しました。あと、インティメールのSTMクリームで保湿ケアも欠かさなかったので妊娠線もできずよかったです。他には陣痛を促すために、ジャスミンのオイルを焚いていたのでスムーズに産めたこともフィトテラピーの恩恵でした。産後では、母乳が出るようラズベリーリーフのお茶を飲み、乳腺炎予防も。今思い返すと植物に助けられていますね」と微笑みながら語る。南上さんの横で元気に遊んでいる娘たちも植物に守られながら、愛らしくすくすくと育っていた。

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