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循環する家族の愛 The more the merrier 前半

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「好きな場所に巡り合うまで」家族6人で世界を旅し、バイロンベイで新しい暮らしをスタートしたアダモ・ファミリー。彼らはエネルギッシュでハッピーなオーラを纏っている。その秘訣を知りたくて彼らを取材した。

騒がしさの中に静寂を見つけ、忙しさの中に幸せを感じる。その小さな窓を見つけられたら、あとは思い切って開いてみるだけ。窓の向こう側に待っているのは愛と言う名の“Happiness”と“Freedom”。アダモ・ファミリーのこれまでと今、そしてこれからを2回に分けてご紹介。


世界のどこかに、もっとハッピーに生活できる場所があると信じていた

ルーフラックに山積みにされたサーフボード、大きなバンの中にずらりと並んだ子供たちの笑顔。バンがサーフポイントの駐車場に停車すると、子供たちが一斉に飛び出してきた。一体何人降りてくるんだろう? スケートボードに乗る子、ウェットスーツに着替える子、各々がそれぞれのお気に入りを持ってビーチへと続く階段を降りてゆく。バイロンベイのピクチャー・パーフェクトな景色にぴったりと収まる総勢7人のアダモ・ファミリーは、まるで映画の中から飛び出してきたようなフォトジェニックなファミリー。長身でモデルのようなマイケルとやわらかな笑顔が輝くコートニー。子供たち5人とママとパパ。健康的でエネルギッシュな2人の姿を見かけたら、子供のいないカップルのように見えるだろう。

バイロンベイから15分ほど走った山間にある小さな町バンガローにスイートホームを構えるアダモ・ファミリー。4年前の旅の途中にこの町を訪れ、恋に落ちた。「ロンドンは住み慣れた場所だったけれど、どこかしっくりこない気がしていたの。世界のどこかに、もっとハッピーに生活できる場所があると信じていた」。マイケルとコートニーは第4子マロウを出産後、12年間住んだロンドンから離れる決意をした。「旅をしよう! 好きな場所に巡り合うまで」。アメリカからスーツケース1つで移り住んだロンドン。自宅を売却し、思い出の詰まった多くの物を手放した2人は、世界一周チケットを手にし、4人の子供たちを引き連れアドベンチャーへと旅立った。

旅をするにあたって1つだけ決めたていことがあった。それは同じ場所に3週間以上滞在すること。想像しただけでも目が回る家族6人での世界旅行。訪れた国は約15ヶ国、気に入った国には3ヶ月以上滞在し、一度戻ってより深く開拓した場所もあった。旅行中コートニーは、Wifi が繋がる限りオンラインの仕事を続けた。きっぱりと仕事を辞めてから旅立ったマイケルは、6歳から10歳までの子供たちの先生となった。学校に行ってない時間を穴埋めできるようしっかりとホームスクーリングを行い、訪れる国々の文化や言語、自然界のことや学校で習う一般的な授業まですべてをこなした。子供に一対一で教えることは、想像以上に大変だったという。しかし共に学び体験する時間は、学校では得られないかけがえのないひと時となった。

–{ハピネスはいつも来てくれるとは限らない。自分で探しに行くことも必要}–
ハピネスはいつも来てくれるとは限らない。自分で探しに行くことも必要

「旅を始めた途端に、マイケルはものすごくハッピーな性格に変わったの。生き生きとしていて、その雰囲気は家族みんなにも伝わった」。彼の大きな変化はコートニーにも大きな影響を及ぼしたという。「ハピネスはいつも自分のところにやってきてくれるとは限らないと思う。自分で探しに行くことも時には必要よね」。旅を終え、心惹きつけられる町に出会い、新しい命第5子を授かった。

ママとしてファミリーをマネージし、一人の女性としてもフルパワーでクリエイティブに活躍するコートニー。一体そのパワーはどこから来るのか? そして溢れ出る輝きの秘訣がどうしても気になる。「私は5人兄妹の長女、マイケルは7人兄弟の長男なの。だから家の中の喧騒や常に誰かの面倒をみることなど、いまの生活すべてが小さい頃からの延長そのものなの」。長男は弟・妹たちの面倒をみて、次男は毎日夕飯作りを手伝う。長女は母親のように下の子の世話をするといった具合に、暗黙のルールが存在した。

そして何よりも大きいのは、マイケルのヘルプだとコートニーは言う。「私たちは家事も育児もすべて平等にシェアしている。彼も私も自宅のオフィスで仕事をしているから、シフトのように順番で仕事をし、家事をして支え合っているの」。多くのメディアからインタビューや取材を受けるファミリーだが、一番多い質問は「どうやって仕事と家庭を両立しているのか?」だそうだ。「ラッキーなことに、私は仕事も家庭も両方が大好き。だから2つの大好きなことをジャグリングするのは楽しいし、大変だと感じたことは一度もない」。屈託のない笑顔で答えるその姿からは、苦労よりも遥かに愛が勝っていることが分かった。

次回はコートニーの仕事のことやセルフケア、美と健康の秘訣についてご紹介。お楽しみに。


掲載:HONEY Vol.27
※内容は掲載当時のものです