1. HOME
  2. LIFESTYLE
  3. お手本にしたい世界のビーチハウス。ヒッピーの聖地・バイロンベイに佇むオーガニックな自宅を訪ねて
LIFESTYLE

お手本にしたい世界のビーチハウス。ヒッピーの聖地・バイロンベイに佇むオーガニックな自宅を訪ねて

LIFESTYLE

暮らしの空間は、そこに住む人の内面を映す。アーティスト、クリエイター、サーファー、モデルなど、個性的で創造性あふれる世界中の素敵な人たちの家を少しだけご紹介。真似したいのはインテリアではく、その感性……。

国の数だけ海岸線があり、そこに住む人の数だけ暮らしがある。世界のビーチハウスをお手本に、自分らしいライフスタイルをクリエイトしてみよう。
今回紹介するのは、オーストラリアの人気モデル Cerest Griffin(セレスト・グリフィン) の自宅。



家全体を駆け抜ける海からの心地よい風

オーストラリア・バイロンのビーチからほど近い閑静なエリア。 海からの心地よい風は、大きな窓を開放することで家全体を駆け抜けていく。家主のセレストのこだわりとセンスが溢れたオーガニックな家。

取材時セレストは、ほのかに笑顔を浮かべながら夕食の仕込みを始めていた。
「ニジマスをバロンのフィッシュマーケットで買ってきたの。今から料理するからちょっと待ってて」。
手際よく調理にかかったが、味付けはいたってシンプル。オーガニックな岩塩と胡椒に、ハーブを加えた缶を一振りするだけ。あとは 冷えた白ワインを片手に、オーブンで焼き上 がりを待つのみだ。出来あがるまで家の中を案内してもらい、ショート・インタビューを行った。 

バイロンのメインビーチまで徒歩数分という好立地。週末には大きなマーケットが開かれている、ローカルに人気の場所だ。そんな最高な立地に家を構えているセレストの職業はモデル。オーストラリアのファッション誌を中心に活躍するトップモデルだが、素顔はいたってナチュラルだった。立地もさることながら、家の中はさらに素晴らしかった。セレストがこだわり抜いたインテリアや雑貨、 調理器具に食器、調味料のひとつにまで気が配らている。

そよ風になびくドリームキャッチャー、美しいアロマの香りを放つオーガニック素材で作られたキャンドルの灯。大きなデッキのあるバルコニーと広々としたリビングを繋ぐドアは晴れた日にはすべて開放され、リビングとデッキが一体となる。心地良い風が家中を 駆け巡っているため、40度近くになる真夏日でも涼しく、また湿気が篭ることもない。

間取りはリビング、キッチン、3つのベッドルームに2つのバスルーム。そのひとつはジャグジー付き。広い庭には家のシンボルで もあるパームツリーを植えており、ふたりでガーデニングも楽しんでいる。 
彼女のこだわりは、地元バイロンを愛することから始まっている。
バイロン産のオーガニック素材を使用するのはもちろん、その製造過程まで注視。なぜそこまでこだわるのか? 答えはやはりシンプルだった。
「知っている生産者から分けてもらう方が気持ちいいし、なによりも安心できるから。できる限りバイロンのものを使うようにしているの。いま焼いているお魚もそうよ」。
ひとつひとつの価格は決して安いとは言えないが、質と生産プロセスに敬意を払うことで、自身の健康 ばかりか地域の健全化にも繋がると考えているセレスト。ライフスタイル全体から、オーガニックへのこだわりと、生産者への敬意を 感じることができる。

週末の朝は決まって ファーマーズ・マーケットへ出かけ、晴れていればパートナーのマットと散歩やサーフィンを楽しむ。また快適な自宅が故に、友人も多く訪れるという。とっておきの日には、デッキに備え付けたBBQグリルを囲み、家族や仲間とディナー。このスタイルこそ、オーストラリアンが大切にしているコミュニケーション方法のルーツでもある。

Profile
Cerest Griffin(セレスト・グリフィン) 
QLD州ゴールドコースト生まれ。オーストラリアの人気モデル。魚は摂るが肉は食さないセミベジタリアンで、 体の内側にある健康と美を追求する。ホリデーにはパートナーのマットと共にビーチへ行き、サーフィンを楽しむ。


掲載:BEACH HOUSE(ビーチハウス)Vol.1
photography & text: Kuni Takanami