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お手本にしたい世界のビーチハウス。南国ライフを潤す、バリで過ごす週末の別荘滞在を訪ねて

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暮らしの空間は、そこに住む人の内面を映す。アーティスト、クリエイター、サーファー、モデルなど、個性的で創造性あふれる世界中の素敵な人たちの家を少しだけご紹介。真似したいのはインテリアではく、その感性……。

国の数だけ海岸線があり、そこに住む人の数だけ暮らしがある。世界のビーチハウスをお手本に、自分らしいライフスタイルをクリエイトしてみよう。
今回紹介するのは、イタリアから移住し、現在はバリに住むRoberto & Kikka(ロベルト&キッカ )の別荘。



南国ライフを潤す、週末の別荘滞在

イタリア国籍のロベルト一家が週末だけのセカンドハウスを建てたのは、バリ島中心部から西北西に70kmの「バリアン(Balian)」 という観光客にはあまり馴染みのないエリア。しかし、クオリティの高い波がブレイクしていることから、サーファーにはよく知られている場所だ。バリでは珍しい河口のポイントで、初心者やロングボーダーでも楽しめるメロウな波質が特徴。しかもボトムはリーフのため、一年中安定した波がブレイクしている。うねりの向きが合えば、ロングライディングが期待できる。

ロベルトは20年以上前からサーフィン仲間と一緒に、バリアンに通っていた。当時は ただの1軒のヴィラもレストランもなく、静寂と素朴な空気が辺りを包み込んでいた。ロベルトは騒がしい南部のビーチエリアと180度異なるこの場所に惚れ込み、恋に落ちたと語る。妻のキッカや息子のロッコもバリアンのビーチはもちろん、豊かな緑やすぐ近くを 流れる小川を気に入り、この場所にセカンドハウスを建てることを決意した。完成したのは、2014年の11月である。

一際目を引く真っ白なエクステリア。躯体には、ジャワ島の田舎の村から運んできたという1897年製のアンティーク材と、強度の高い チーク材を使用。ジャワに伝わる伝統的なスタイルの家屋を白くペイントし、明るく爽やかな 気分が味わえるようデザインした。

スミニャック、オベロイ、ウブドで感度の高いブティック“Puravida”を経営する2人は、インテリアには人一倍のこだわりを持っている。室内を彩る雑貨は“SURF”や“BEACH”がテーマのものを、バリ島内や母国イタリアからひとつ、またひとつと入手しては大切に保管し、少しずつコレクションしたものだ。傍目には完璧に見える インテリアだが、ロベルトはまだまだ完成形ではないという。

週末を過ごす際にDIYで内装を作ったり、新しいインテリアを買い足したりと、常に改良をしている。もちろん家族全員で 楽しみながら。またできる限り環境に優しい生活をしたいと、廃材などをリサイクルした家具や照明を積極的に利用し、ときには自分たちでも造っている。

今では金曜の夜に自宅を出て、日曜日の夜までこのセカンドハウスで過ごすというのが 彼らのライフスタイルとなっている。土曜日の早朝からロベルトはサーフィン、キッカはヨガや瞑想をし、ロッコは友達とビーチや川で遊んで過ごす。ランチにはキッカがスパゲティやラザニアなど、愛情たっぷりのお手製イタリア家庭料理を振舞う。

陽が高いうちは家の中でラテンミュージックをBGMに読書をしたり会話を楽しみ、サンセットタイムになると 3 人揃ってビーチへ向かう。美しく沈んでいく夕陽を見るのが至福の時だという。都会で仕事をして、休日は田舎でゆっくり。まさに理想のライフスタイルだ。


Profile
Roberto & Kikka(ロベルト&キッカ)
’98 年イタリアから移住。独創的なエスニックブランド Puravida(www.puravidafashion.com)を立ち上げ、 島内に4店展開。キッカがデザインし、ロベルトがマーケ ティングを担当。毎週末、家族でバリアンの別荘で過ごす。


掲載:BEACH HOUSE(ビーチハウス)Vol.1
photography & text: Api-magazine