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500名を超すサーフコミュニティ! 小さなサーフタウンから始まるウイメンズサーフムーブメント <前半>

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Surfing Sisterhood from the little surf town 1

フランスを代表するサーフタウン、ホセゴー。その北の外れにモダンな外装のサーフショップ「Chipiron」があった。地元のサーファー、ダミアンとジュリーがデザインするサーフショップだ。ジュリーがデザインするモダンレトロなデザインのアパレルや小物と、ダミアンが作り上げるシングルフィンやオルタナティブ系のボードがキレイにディスプレイされた店内は、2人のセンスの高さが感じられる。


©Goldie Blondie/ホセゴーに恋をし、ホセゴーで恋に落ちたジュリー。クリエイティブで行動力のある彼女の周りにはいつも笑顔が溢れる 


©Chipiron/現在ホセゴーに2店舗あるChipiron。ダミアンのシェイプするミッドレングスやロングボードがアートのように並ぶ 

–{Chipironのデザインとマーケティングを手がけるジュリー}–

Chipironのデザインとマーケティングを手がけるジュリー。サーフィンを始めたのは今から12年程前。彼女が生まれ育ったのはパリの北部で、海のない場所だった。小さい頃、両親は毎年サマーホリデーになるとホセゴーにあるホリデーハウスへと連れて行ってくれた。その頃に感じた海や砂の感触が大人になってからも忘れられなかったジュリー。大学進学をきっかけに子供の頃から大好きだったホセゴーへ移り住んだ。大学でマーケティングを学んだ彼女はそのままサーフブランド「Rip Curl」でマーケティングやイベントクリエイターとして働き始める。サーフブランドで働いていても、しばらくはサーフィンとは無縁だった彼女。人に誘われて数回やってみたものの楽しさを見出せず、そのままサーフィンとは疎遠となっていた。そんな矢先にジュリーは現在の夫ダミアンと出会う。当時ダミアンはシェイパーとしては駆け出しで、本業はサーフィンストラクター。ジュリーにサーフィンを教えるとき、「頑張らずにゆっくりと楽しめばいい」といつも声をかけてくれた。その言葉をきっかけに、ジュリーはロングボードにハマっていったという。


©Ben Potier/現在はデザイナーとして二児の母として毎日忙しいジュリーだが、波があればサーフィンの時間を必ず作る様にしている 

ダミアンがシェイパーとしての活動が徐々に忙しくなっていった頃、ジュリーはダミアンのサポートとしてChipironで働き始める。そして彼女の類まれなセンスで作り始めたオリジナルのアイテム。それらにはすべてこだわりがある。その代表的な例が、若手アーティストとのコラボレーション。ジュリーがアーティストを選ぶときに、大切にしているポイントがあると言う。まずジュリー自身がそのアーティストの作品に惹かれるものがあること。そして、そのアーティストの作品がまだ多くの人の目に止まっていないこと。これらのコラボは決してお金のためではなく、自分の目で素晴らしいアーティストを発見するワクワク感、彼らと作品を一緒に作り上げる楽しさがあるから続けられると言うジュリー。そしてまだ名も知られない素晴らしいアーティストを世の中にもっと広げるきっかけになれることが嬉しいと語る。何をする時にも“楽しさ”や“気持ちの高鳴る感覚”を大切にする彼女。その彼女のクリエイティビティーと好奇心はあるムーブメントを作るきっかけとなっていく。


ジュリーが最近コラボしたイギリス出身の女性アーティスト、ヴィクトリア・ファース。彼女の描くアートは全てドット(点)で描かれている


こちらもジュリーが気に入ってコラボをすることになった、アレイン・バードンのアートワークが描かれたChipironサーフボード


ジュリーのChipironブランドをキャンバスにして、今までもこれからも多くの若きアーティストたちが自分を表現していく