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ハワイの人気セレクトショップ「OLIVE&OLIVER」がクローズ。ただしカイルア店は引き続きオープンするのでご安心を!改めてオーナーのセンスを自宅のインテリアから学ぶ。

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ワイキキのサーフジャックホテル内にあるセレクトショップ「OLIVE&OLIVER」。カフェも併設されていて、コーヒーが注がれるパイナップルが描かれたピンクのカップがお店のアイコンとなっていたが、残念ながら3月をもってこちらの店舗はクローズすることになった。ハワイの閉店のニュースが続いているが、カイルアの「Olive Boutique」やECは引き続きオープンしているのでご安心を。運営しているのはパーカー&アーリー夫妻。彼女が暮らす自宅のインテリアも、お店と同じくセンスに溢れている。ラニカイ・ビーチの緑に囲まれた静かなレジデンス・エリアでゆったりの時間が流れる場所で彼女らは暮らしている。ライフスタイルやインテリアのポイント、手がけるストアへの思いについて語ってくれた。


「この家のコンセプトは、少しだけビーチーで少しだけボヘミアンで少しだけラスティック。私と夫のパーカーが、お互いが好きなものや旅先からもち帰ったのものをインテリアに組み合わせている感じね」アリーとパーカーがラニカイ・ビーチにあるこの家に住んで3年半。もともとは1945年築のプランテーション・スタイルのビーチコテージだった。壁は温暖なハワイならではのシングルウォール。2000年にリモデルされているので状態はよく、一部の窓はオリジナルのままだ。バスルームのグラスブロックは’80年代に改装されたものと推定される。一般的にシングルウォールの家は日光により日中かなり熱がこもりがちなのだが、この家には一部の屋根の下に風が抜ける隙間が設けられていて、暑さを逃がす工夫がなされていた。通気性がいいので実はけっこう涼しい。ベッドルームの一部やクローゼットのなかも同様の作りになっているので、締め切っていても家全体が暑くなりにくいのが特徴だ。アリーはカイルアタウンに8年前にオープンしたストア「オリーブ」のオーナーで、パーカーも同じくその2軒隣にあるストア「オリバー」のオーナー。店はそれぞれ「オリーブ」がウィメンズで「オリバー」がメンズというように独立している。とくに「オリーブ」は、カイルアタウンが近年オシャレな盛り上がりをみせる先駆けとなったストアだ。

–{白を基調としつつ、至るところに自然を感じる部屋}–

「私のストアはコンセプト的にはビーチシックな感じかしら。いいモノを厳選し、量より質を重視しているの。オシャレ着にも普段着にもなるものが多いわね。トレンドに左右されてすぐに着られなくものではなく、お気に入りとして長い間クローゼットに入っているようなもの。買い付けは主にロサンゼルス。パーカーといっしょに頻繁に行っているわ」もともとカイルア出身のアリーは、ワシントン州のシアトルの美大に進学しファッション・マーケティングを専攻した。卒業後は店舗のウィンドウ・インテリア・ディスプレイの仕事に就き、トータル12年間シアトルで暮らしていた。この間にワシントン州出身のパーカーと出会い、その後ふたりでアリーの地元カイルアに移り、暮らすことになった。クオリティとテイストのいいものだけにこだわったセレクトショップのオーナー夫婦ということで、当然ながら彼らの趣味はかなりハイセンス。インテリアの設えにもそうしたふたりの世界観がよくでている。「すべてがホワイトでしょ(笑)。白いバックグラウンドにモノを置いて色を足すのが好きなの」というアリー。グリーンのライトニングボルトのセミガンや、自分でティーリーフを編んで作ったフラスカートなどを飾り、白い空間にアクセントをつけている。幼いころ6年間フラを習っていたハワイ育ちの彼女のバックボーンが、インテリアのどこかに自然なかたちで垣間見えたりする

–{緑に囲まれた庭。テントを張って過ごすことも}–

リビングの片隅の壁や廊下には、ハワイの昔のサーファーたちのノスタルジックな写真がウッドフレームに入れられディスプレイされている。このうちの何枚かは実際にアリーの祖父の写真だという。彼はサンタモニカの初期のライフガードであり、マカハの大波にも乗っていたビッグウェイバー。ワイキキのビーチボーイのひとりでもあり、デューク・カハナモクとも親しい関係だったそうだ。これらのセピア色の写真は単なるサーフィーな演出のためのインテリアではなく、アリーの家族のルーツであり、ハワイや海やビーチカルチャーとの繋がりを物語る貴重なヘリテージだ。彼女の祖父が生きた時代に建てられたこのプランテーション・スタイルの家に、それらの古い写真はとてもよく似合っていた。「昔は私もロングボーディングをしていたけど、いまはパーカーといっしょにスタンドアップ・パドルをしているわ。休日は愛犬のガイとビーチを散歩したり、ラニカイにテントを張って1日中過ごすこともある」最後にアリーとパーカーは家の外を案内してくれた。リビングからデッキに出るとヤシの木々の間からラニカイの海が臨める。土地の自然な高低差をそのまま活かしたバックヤードには少し傾斜があり、芝生の奥の大木のうえにはツリーハウスが作られていた。敷地のなかにはマンゴーの木が3本生えていて、季節になると新鮮なマンゴーが山ほど収穫できる。ほかにもライムやバナナの木もある。緑に囲まれたボタニカルなバックヤードとボヘミアンなウッドデッキ、そして風が抜ける真っ白なビーチコテージ……。ここで流れる時間は、他よりも少しだけスローだった。(HONEYvol15より抜粋)