女性必見! 今日から初められる「デリケートゾーンケア」にまつわる10のこと

10 topics !
豊かな毎日を送るためにできること


インティメイトケアの必要性やアイテムの選び方などを知ったところで気軽にトライできるように、今日から始められる10 のことをピックアップ! 森田さんのアドバイスと共に紹介していきます。焦らずに、簡単と感じるものから取り入れてみよう。
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アンダーヘアのお手入れ
どこを処理すべきかお悩みの方は、膣まわりのIラインから肛門まわりのOラインにトライして。排泄物が絡まり不衛生になりがちだから。おすすめのお手入れ方法はレーザー脱毛やブラジリアンワックス。サロンでほかの人に施術してもらうのが恥ずかしいなら、自宅用の脱毛器でも可。カミソリや除毛クリームでの処理は肌トラブルの原因になるので避けましょう。毛がなくなると、自分の膣のコンディションがダイレクトにわかるから、向き合うための第一歩としてぜひ。

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スキンケアの前に膣ケアを
顔を丁寧に洗うように、デリケートゾーンも専用ソープを使って手で洗いましょう。洗うべきは腟のまわりを取り巻く大陰唇と、その内側にあるヒダのような小陰唇です。指で軽くつまむように撫でていくことがポイント。そして、お風呂上りにはデリケートゾーン全体に、ローションやクリームでしっかり保湿を。そして、オイルマッサージも忘れずに。膣まわりに塗り込むように触れます。血行を促進し、柔らかく保つために必要なこと。

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月の周期の手助けをする
月経を迎えることを「面倒くさい」と思わずに、今月の自分の体調をチェックしようという心持ちに変えてみよう。月経前の不安定さや痛み、出血量にまで目を向けて。もし不調を感じるなら、生理用品が合っていない可能性も。経皮吸収率が高い場所だから、化学物質を含んだアイテムだと、ダイレクトに受け入れてしまうことも。オーガニックコットンや清潔な月経カップなどの使用が、毎月のあなたを助けてくれるかもしれません。

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ランジェリーを見直す
可愛いランジェリーを身に着けると気分があがりますよね。ただ、化学繊維で作られているものだと、通気性が悪くムレやかぶれの原因になることも。デリケートゾーンのことを考えると、コットンやシルクなどがいいでしょう。たとえば、アクティブに動く日やリラックスして過ごす日はナチュラル素材を身に着けて、気分を上げたいときはお気に入りのものを身に着ける。なんて具合に、シーンや気分によって穿き分けてみてください。

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肌の触れ合いを楽しむ
「セックスをいつしましたか?」そう聞くと日本の女性は恥ずかしい感情が湧いたり、とっさに隠すことが多い風に感じます。恥ずかしいことではなく、空腹や眠いといった感情と同じものなので、そっと受け止めてあげてください。そして、肌の触れ合いを楽しんで。身体を重ねるということだけでなく、キスや抱きしめあうことでも十分セクシュアリティを感じられます。また、セルフケアとして耳の後ろや首筋などを撫でることも効果的です。

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質のいい睡眠につく
潤う身体に必要な粘液が作られるのは、成長ホルモンが分泌される質のいい眠りについているとき。脳を鎮めるために22時以降はスマホやPCを見ない。それと同時に部屋の明かりを蛍光灯から間接照明へチェンジ。そうすると、睡眠ホルモンが分泌され上質な眠りになります。また、寝るときは部屋を真っ暗に。暗さや無音に不安を感じるなら、リラックス効果のあるアロマを取り入れて。もしくは、ハーブティなどで一息つくのも◎。

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粘液力を上げる食材に頼る
前ページでもお伝えしましたが、上質な粘液で身体を満たすには、栄養が必要です。冷たいものや添加物が多い食べ物は控えめに。バランスのいい食事を心掛けましょう。中でも粘液力を高めてくれる食材は、まいたけ・海苔・ブロッコリー・大豆製品・味噌・オメガ3 系のオイル(亜麻仁油やえごま油)など。これらには、粘液の分泌や生成をサポートしてくれる栄養素がたっぷり。オメガ3系のオイルはサプリメントもあり摂りやすい。

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デリケートゾーンを温める
身体が冷えると、血液の流れが悪くなり生理痛や粘液力の低下、ホルモンの乱れなど様々なトラブルを引き起こします。そこで、温めるポイントを伝授。まず腰の中央部にある三角形の骨“仙骨”を蒸しタオルやあずきカイロで優しく温めて。血行が良くなるだけでなく、身体が緩み骨盤底筋を鍛えやすくなります。また、生理痛がひどいときは、保温効果の高いよもぎ葉に頼るのもおすすめ。最近では、下着に貼るよもぎ蒸しパッドもあります。

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子供へも伝えていく
身体がどういう仕組みで出来ているのか、女性には何で月経があり、子宮があるのか、そしてケアの必要性など、身体が整う小学生の頃から伝えてください。それは子供を想うからこそ、人生を謳歌してもらうための必要な知識だから。そして、男の子には「女の子の身体はセンシティブなんだよ」と身体の構造の違い、命を産むための子宮を身体の中で守っていること教えてあげて。性の知識は男女ともに自分を守ることにもつながります。

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骨盤底筋を鍛える
子宮や膀胱という重要な臓器などを支えているのが、骨盤底筋という筋肉。これが引きあがっていると、妊娠・出産をストレス減で乗り切れる他、前ページでお伝えした“ハッピーな老後ライフ”が送れるようになるというわけ。鍛え方は様々だけど、海外ではスタンダードだった、インティメイトボールという、膣に重りの付いたボールを入れるトレーニンググッズが日本でも手に入るようになったので、そういうアイテムを活用するのもいい。


教えてくれたのは……
植物療法士森田敦子さん
日本における植物療法の第一人者。自身も病をきっかけに、植物療法に出会い治療の効果を実感。後に、フランスで植物薬理学を学ぶ。その知識と経験を活かし、アンティームオーガニックやワフィトなどの商品開発に携わるなど多岐に渡り活躍。

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