
思い切って特集する、“フィンだけ”の企画。ハードコア? ついていけない? そんなあなたも大丈夫! ビギナーでも知っておきたいフィンを4回に渡ってわかりやすくレクチャーします。これまで意識してこなかったフィンとも、そろそろお友達になるときかも。
In the beginning…
そもそもフィンってなあに?
ボードの端っこにちょこんと付いてるシッポみたいなのがフィン。様々な大きさ・形状・硬さがあり、ボードに合わせて1本(シングル)〜5本付く。取り外しができるものと、ボードにくっついて外せない「オンフィン」とがある。波やスタイルに合わせてフィンを取り変えるだけで、ボードの乗り味までも変えることができるというメリットが。
フィンがわかればサーフィンがわかる!?
今なんとなく付けているフィンがもっと好みになったらサーフィンがさらに楽しくなるのは間違いない! 目指すサーフィンの方向性がクリアになったりステップアップのきっかけに。フィンの乗り味の違いがまだわからないと思っている人も、一度付け変えて意識を向けてみて。何回か乗っているうちに、ちょっとした違いに気付けるはず。
“舵取り”の役割を担うフィン
大きな船に付いている“舵”や、カヌーにとっての“オール”がフィンと同じ原理。つまりボードの進む方向を定めたりスピードを調整したりするコントローラーのような存在だから、サーフィンのライディングやスタイルに与える影響は計り知れない。基本的に重たくて大きいボードには大きいフィン、小さくて軽いボードには小さいフィンが付く。
迷ったらシングルフィンから!
木の板だけだった原始のサーフボードに最初のフィンが付いたのは1930年代、歴史は1本のシングルフィンからスタートした。ベーシック&クラシックなシングルフィンはサーフィンの基礎をつくりやすいから、どんなボードに乗りたいか迷っている場合にはシングルフィンからがおすすめ。他のフィンに乗り換えたときにも応用が効く。
advisor
Ryobay
YRオーナー / プロロングボーダー
日本を代表する女性スタイルサーファーのひとり。ロングボーダーの聖地、千葉県太東ビーチで夫の瀬筒雄太プロとサーフショップ「YR」を営む。2児の出産・子育て中のブランクを乗り超えたことで、サーフィンのおもしろさをさらに実感中。