サーフィンがもっと楽しくなるフィン入門 Vol.3/目指すサーフスタイルでフィンを選ぶ

ビギナーでも知っておきたいフィン企画の3回目。今回は、自分が目指すスタイルに合わせたフィン選びのコツを伝授します。

BASIC SINGLE FIN

基礎的なサーフィンをするのにもっともバランスが取れているとされるのが「ジョージ・グリノー 4A」。必ず1本持っておきたいスタンダードなフィン。広いベースが安定性を生み、そこからくびれて細くなっていくためターンもしやすい。美しい曲線を描くこの形状をレイクフィンと言い、体重が軽い女性でもコントロールしやすいのがポイント。まずこのフィンを試してみてから、自分のしたいサーフィンに合わせてフィンを変えていくのがおすすめ。George Greenough 4A 9″ ¥12.540 /True Arms(ワイアール)
TURN粘りのあるしっかりターンをしたいなら

上のBASIC SINGLE FINE(ジョージ・グリノー4A)よりもティップ(先端)がさらに伸びているのが見てわかるが、このティップの長さこそ、深いターンとドライブ感を味わうために必要。ターンを粘って楽しみたい人におすすめのレイクフィン。ベースの形状はジョージ・グリノー4Aと同じなのでターン、ウォーキング、ノーズライドのバランスもしっかり取れている。Husmix 10″ ¥18.480/Thomas Surfboard(ワイアール)
HANG TENクイックなターンからハングテンしたいなら

スッと立ち上がった形状のピボットフィンは、ハングテンに憧れる人にとってマストハブな1本。テイクオフからクッと素早く方向転換をするピボットターンが可能。そのままステップをしてもまっすぐで高さがあるからブレにくく、ノーズライドもしやすい。ホールド感と直進性が高いのが特徴。ベースが狭いから体重が軽い人や脚力がない人でも扱いやすい。Easy Pivot 10″¥20.680 /YR×Alkali Fin(ワイアール)
BIG BOARD 大きなボードで安定感を重視したいなら

さらにしっかりした安定性とスピードがほしい人は、大きくて重さのあるボードにジョージ・グリノー4Aをそのままボリュームアップしたようなこちらのレイクフィンをセット。レールが入った時の安定感が抜群である代わりに、ターンもしっかりしなきゃいけない。女性向けとはやや言いづらいけど、大きいボードを扱いたいならぜひ使ってみてほしい。Tudor #1 10″ ¥15.950/DRD4 FIN(ワイアール)
TURN & STEP 軽快なターンとステップがしたいなら

シュッと細長く立ち気味のピボットレイクフィン。ピボットよりさらに軽快なターンができつつ、ピボットらしい安定性もキープされるからステップしやすいのが特徴。ベースの幅がやや狭くレイクしながら細いまま抜ける形状は、体重が軽くて脚力がない女性のターンを手助けする。ノーズでのホールド感はピボットよりも劣りがちだが、バランスの良い1本。DICE 10.5″ ¥19.580 /Thomas Surfboard(ワイアール)


advisor

Ryobay
YRオーナー / プロロングボーダー
日本を代表する女性スタイルサーファーのひとり。ロングボーダーの聖地、千葉県太東ビーチで夫の瀬筒雄太プロとサーフショップ「YR」を営む。2児の出産・子育て中のブランクを乗り超えたことで、サーフィンのおもしろさをさらに実感中。

CONTACT

ワイアール ☎0470-87-7982

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