2020.10.08
長谷川潤が「コロナ禍」で得た新たな気づきとは?「今のこの時間 ...
ドラマ、映画など数々の作品に出演。IBMA認定パーソナルヨガベーシックトレーナーやRYT500の資格を取得。ハタヨガをベースとしたクラスで、ヨガ哲学やアーユルヴェーダの知識、そして体と心で感じることの大切さを伝えている。IG@rinauchiyama_official
17歳:スカウトをきっかけに女優デビュー
22歳:「卒業」で映画初主演
23歳:ヨガに出合う
24歳:ドラマ「大奥〜華の乱〜」の主演を務める
35歳:RYT200を取得
36歳:RYT500を取得
ヨガとの出合いがぶれない身体と心を作る
人生は、理想通りに物事が運ぶことばかりではない。この記事を読んでいるあなたも、今まで生きてきた中で予期せぬ出来事に遭遇した経験があるだろう。とくに今年はそれが顕著で、憤りを強く感じている人もいるかもしれない。目に見えないものが私たちを揺さぶる。そんなとき大切にしたいのは、外の変化に惑わされないこと。自分の軸をしっかり持つこと。それを体現しているのが、女優の内山理名さん。10代の頃からテレビに映画、舞台にと多くの作品に出演し、多忙な生活を送っていたが、ふとしたきっかけでヨガと出合う。理名さんにとってヨガは単なるフィットネスとしてではなく、心を整えるために必要なものだ。プライベートでもよく訪れるという鎌倉で、話を聞いた。
「友人からプレゼントしてもらったヨガのDVDとマットがはじまりでした。撮影の合間に家で気軽にできるのも自分のライフスタイルにあっていましたね。ヨガを始めてからかれこれ16年ですが、本格的にスクールに通いだしたのは5年前。今まではひとりの先生からしか教わっていなかったのですが、何十人もの先生に学んでいると教えに違いがありました。でもどちらが正解ということではなく、それぞれの教えに理由がある。人生と一緒で、同じ物事でも様々な側面があり、あらゆる正解があるのと同じですよね。先生たちから教えを受け、ようやくヨガを自分に落とし込めたと実感できるようになってきました」。
「どんなことを教わったかというと、例えば解剖学では筋肉の付き方、骨や内臓の位置、座ったとき内臓はどんな状態になるか、関節の可動域はどれくらいか、など身体の基本的な仕組みを勉強します。人って、他人に目がいきがちですよね。あの人はスタイルがいいとか、悪いとか。それでつい自分と比べてしまいます。だけど、他人よりもまずは自分に意識を向ける。自分の身体のことって知っているようで、知らなかったんです。解剖学で自分の身体、そしてひとりひとりの身体は違うということに改めて気づき、自分の中に判断基準を持つことができました。それは心も同じ。あらゆる悩みの原因は他人に意識がいっていることが多い。ヨガ哲学でしっかり自分の心と向き合いました」。
photography : Nozomu Tomita styling:Sanae Okada hair&make-up:Ichiki KIta