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2020.10.16

CULTURE

エコロジカルな気持ちをアートをとおして表現 | Female Artists #01 マリッサ・クイン

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Female Artists #01〈Marissa Quinn〉

創りたいものを創ればいい……。自分の可能性を信じる女性たちが見せてくれる、自由で素敵な創造の世界。アートやフォトグラフィからフラワーアレンジメントまで、生み出されるのは彼女たちの豊かな感性から湧き出た、瑞々しいひとしずく。

カリフォルニアのオープンなマインドとサーファーたちのコミュニティのなかで、いっそう輝きを放つ注目の女性アーティストを紹介する連載。第1回は、マリッサ・クインをクローズアップ。



動植物を緻密に描く、バイオロジカル・イラストレーション



地球環境における動植物の生き死にや自然の摂理、神話のもつミステリアスな力を、ペンとインクを用いて細密に描写するアーティスト、マリッサ・クイン。作品には環境への大切なメッセージが込められていた。

ブロンドの長い髪とはじける笑顔がチャーミングなマリッサ。まるでハッピーなバイブを周りに振りまいているよう。そんな彼女の表情が、大きな真っ白い画用紙に向かうと一変する。ペン先に意識を集中し、動物や植物をものすごく緻密にドローイングしていく。それはバイオロジカル・イラストレーションというジャンルのアート。もともとは生物学的な研究対象の構造を視覚的に詳細に描く、いわばアカデミックな分野のための表現手段のようだ。



「ロサンゼルスのアートスクールで学んで、大学院を卒業して生まれ育ったエンシニータスに戻ってきた。大学では油絵からはじめたの。でも環境問題に興味をもつようになってから、ペンとインクで描くようになった。ヨーロッパのバイオロジカル・イラストレーターたちがペンとインクで特定の動植物のバイオロジカル・イラストレーションを描いているのを知って、すごく影響を受けたから。私はその手法でアメリカやカリフォルニアにまつわるストーリーを作品に語らせようと考えた。そうやって自然と関連づけて環境保護について訴えたかった。地球のことを気にかけ保護したいと思う気持ちを促したい。そのために動物とか植物を描いているの」


photography & text : Takashi Tomita

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