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2020.10.18

SURF

自然のリズムに導かれたオーストラリアへのサーフトリップ | SURF AROUND THE WORLD #01

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SURF AROUND THE WORLD #01 AUSTRALIA

心がオープンな人、好奇心旺盛な人、準備を怠らない人に、旅は絶対に裏切らない。その旅先で感じたり体験したことすべてが、そのあとで必ず旅人を成長させてくれる。だから旅にでる。世界はたくさんの愉しみで溢れているのだから。

冒険心をもった女性サーファーたちの旅を綴る連載第1回。アナ・アーゴットとレックス・ワインスタインのオーストラリアへのサーフトリップをご紹介。





見えない力に導かれ、旅がはじまった


シンクロニシティ、すなわち「意味のある偶然の一致」というのは、実はアドベンチャーが好きな人に起こりがちなことだと思う。そういう運命だったことをあとになってから知ったとき、すでにすべてものごとは完璧なハーモニーで流れていたりするもの。

大の旅好きでもある親友のアナ・アーゴットと私が、初めてオーストラリアへのトリップについて考えはじめたとき、細かいことも含め、ものごとがすべてトントン拍子にうまく転がりはじめた。アナと私は、クリエティブに仕事をしているサーファーとしてコンスタントに世界中を旅している。そのため、ふだんなかなか予定があわない。にもかかわらず、オーストラリアへの旅に関しては、ふたりのスケジュールがぴたりとあった。ときにものすごく高騰するエアチケットも、びっくりするほど安かった。

奇跡はまだあった。素敵なバンを持っているオーストラリアの友だちが、私たちの冒険のためにそのキーを使ってもいいという。さらには、私たちふたりの共通の旅の仲間であるフォトグラファーのニック・グリーンとも再会ができることになった。これは間違いなく運が私たちに味方している、そうとしか思えなかった。



アナと私は、自然のなかにあるエレメントのシンプルさを好み、クリーンでロングボード向きのピラピラとめくれあがる波への情熱をつねに共有している。ニックとアナと私は、数年前にスリランカのサントーシャ・ソサイエティのサーフ/ヨガ・リトリートで初めて出会った。私たちはすぐに友だちになった。リトリートによって絆を深めた私たちは、旅を延長していっしょに島を探索することにした。一日3回もサーフセッションし、自然の力に魅了されたスリランカの旅。そのとき感じた興奮覚めやらないサーフィン熱と、気の向くままの探険の続きを、私たちが止められるはずはなかった。



オーストラリアに着くと、マーヴィンが加わりアドベンチャーがはじまった。マーヴィンとは頼りになる馬力あるバンのこと。1週間にわたる旅で、マーヴィンといっしょに走りまわり、どこかでキャンプをし、気分にまかせて探険するというのが大まかな計画。

でも飛行機を下りたらまずは海に直行した。私たちはゴールドコーストで小さいけど遊べる波をあてた。ひたすら長く伸びたビーチが与えてくれる美しい波のすべてを逃さなかった。スウェルはすごく小さかったけど、サイズなんて気にならなかった。陽が沈み頭上に星が昇るまで、まるでスナッパーロックスのようなワールドクラスのブレイクに乗るのを楽しんだ。

それから数日間かけて徐々にコーストラインを下っていき、バイロンベイの少しはずれでキャンプした。バンの後ろにできるだけ心地よいように3人で缶詰のサーディンのように横並びで寝た。ニックの話は私たちを絶えずクスクス笑わせてくれた。人生の複雑な問題に話が及ぶ奥深い会話をとりとめもなくしたあとは、考えすぎて眠りにつくのに何時間もかかったりした。



毎朝、日の出を見るために早起きし、自分たちで淹れたコーヒーとシンプルなフレッシュ・フルーツの朝食を食べながら、その日のアドベンチャー計画を練った。魅力的なエリアを探険し、滝で泳ぎ、古代の熱帯雨林をハイキングし、透き通った海でイルカとサーフィンし、夕暮れ時に空がゴールド一色に染まっていくのを毎日見ながら日々を過ごした。

translation & edit : Wanderlust Collective photography : Nick Green text : Lex Weinstein

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