HONEY

2020.10.29

SUSTAINABLE

【連載】地球の今、海の今を知る |Vol.03 「本来の蘇生力を取り戻せるように」

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海に同じ波がひとつとしてないように、私たちの毎日も、二度とない瞬間を重ねながら、そこにはいろんな笑顔があって、いろんな涙があって、いろんな考えや感情が湧いては通り過ぎて……。けれど今日がどんな日であっても、1日1日はわたしという人生のストーリーを彩る1ページ、そんな毎日をいつも無条件に支えてくれるのは、大いなる自然の存在です。
「エコロジカル・フットプリント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは私たちの毎日に欠かせない食事やエネルギー利用、モノの消費や移動など、日常を支える自然資源や環境負荷を分かりやすく数値化したものです。直訳すると「地球の自然生態系を踏みつけてしまった足跡」のこと。これによると、いま私たちは世界平均で地球1.7個分の暮らしを送り、日本と同じ暮らしを世界全体で送るとするなら、地球2.8個分が必要になるそうです。ちなみに2010年は世界平均で地球1.5個分、日本は2.3個分だったので、環境負荷が年々大きくなっているのが分かります。同じ環境指数をもとに、1年間で使える地球資源の上限を越えてしまう日を「アース・オーバーシュート・デー」として発表されますが、2020年は世界平均ですでに、8月22日で1年分の上限をオーバー。もちろん経済先進国ほどCO2排出などの負荷は大きく資源も使い過ぎているので、日本はこれより3ヶ月以上も早く、5月12日に上限を越えました。すでに1970年代から環境負荷のオーバーシュートが始まっていたそうですが、裕福な人々だけが楽しければそれでいい、そんな社会の裏側で枯渇していく資源、後世に残したい美しい地球の姿はどんどんと減り続けています。


text:Ayako Minato

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