HONEY

2020.11.13

LIFESTYLE

味わい深いインテリア。ナチュラルで趣きあるものに囲まれて | World wide Beach House #01

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家こそ楽園。わたしたちが住まいに求めているのは、居心地がよくて、暮らす人のセンスが光る、そして自然を感じるインテリア。そんな理想の空間づくりのヒントになるような、世界の素敵なお宅を紹介する不定期連載。

第1回は、サンディエゴのジュリア・ウィーラーの、ノスタルジックで優しい空間をピックアップ。



スタイリッシュに香るヴィンテージなテイスト



「家に置いてある家具やアートのほとんどは、友だちが創ったものか、スリフトストアで見つけてきたヴィンテージのものか、ウッドワーカーの主人のダスティが作ったものかのいずれか。だから新品の家具はまず買わないわね」。家を案内しながらジュリアはインテリアの基本的なコンセプトを教えてくれた。確かに、彼女の家はハンドメイドされたもので溢れていた。 

ジュリアたち夫婦がこの家を手に入れたのは8年前。壁などの構造はオリジナルのままだが、2年ほど空き家だったのでフロアなどを夫が張り直し、壁もペンキを塗り直した。築60年近い古い家には、ヴィンテージのものや人の手で作られた小物たちがとてもよく馴染んでいる。





「私のお気に入りは、やっぱりリビングルームね。子どもがふたりいるけど、キッズのオモチャはここには持ってこないようにしている。食事はよくコーヒーテーブルでするわ。子どもが座って食べるのにちょうどいい高さだから」

実際このリビングルームがジュリアのインテリア・センスを物語っている。彼女は長男が生まれたのをきっかけに、数年前にラグやブランケットやジュエリーなどのライフスタイル・アイテムを扱うオンラインのセレクトストアを立ち上げた。ブランケットはメキシコのトラディショナルなものや、彼女がデザインしたものもある。ジュエリーはアーティストに依頼したりヴィンテージものだったり、こだわりの一点モノが多い。だからこの家に置いてあるものはほとんど、バイヤーでありデザイナーでもあるジュリアの審美眼にかなったアイテムたちなのだ。



それらのディスプレイの仕方や組み合わせ方も、やはり上手い。リビングルームのコットとその上のファーとクッション、キッチンの奥のダイニングスペース、そして大きなマクラメ・タペストリーがかけられたベッドルームなど、素敵なインテリアのアイデアが家の随所に散りばめられている。

サンディエゴという土地柄、ビーチも近く、夫のダスティもサーファーだ。でもこれ見よがしにサーフボードを置いたりはしない。ポスターアートからサーフィーな香りが微かに漂う程度。すべてがほどよく融和しているその絶妙なインテリアは、ジュリアの感性そのものだった。





Julia Wheeler
ジュリア・ウィーラー

カリフォルニア出身。2児の母。ネイティブ・アメリカンやメキシカンのナチュラルなテイストを好み、オンラインのセレクトストアやキッズのトランクス・ブランドも展開する。



掲載: HONEY Vol.23

photography & text : Takashi Tomita

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