HONEY

2020.11.21

BEAUTY

幸福が広がるアーユルヴェーダの瞑想法とは? | 知っておきたいメンタルビューティの知識 #02

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LAやハワイなど海外ではライフスタイルの一環となっている瞑想。目を閉じて座りゆったり行うことで、自分の内側の豊かな世界が広がるのだとか。瞑想とはどういうものか、日常にどう影響するのか、蓮村誠さんに聞く。



瞑想とは5次元の世界



「私たちの生きている世界は、縦、横、高さの3次元。そこに時間軸が加わると4次元になります。瞑想するということは、さらにもう1次元はいるということ。縦、横、高さ、時間、そして自分の内側の5次元を生きるということなのです。外側でいろんな世界が繰り広げられている中で、内側では静かで穏やかな空間を体験する。つまり自分自身の柔軟な世界を知ることになる、それが瞑想です。2次元でしか物が見られなかったらとても窮屈でしょう? 妬みや執着は、物事を平面的にしか見られないからこだわってしまうこと。そこに、3次元、4次元ときて、さらに自分の内側の5次元を生きられるようになったら世界がぐんと広がります。自分の心がどんなに豊かなのかを知り余裕が出てくるので、人にも優しくなれるんです」



アーユルヴェーダの瞑想法

❶目を閉じて2~3分のインターバルを取る
「まず快適で静かな空間の中で目を閉じて座ります。心の内側の静かな領域に行こうとしているから邪魔はされたくない。目を閉じてそのまま静かにしていればOKです。そこで雑念や気になることが出てきますが、それは当たり前。目を閉じることで外のものを見なくなるので、やがて自分の意識が内側に向かっていきます」

❷体のどこかに意識を向ける。その繰り返しを最初は5分、慣れたら20分
「体のどこか一箇所にそっと意識を向けます。『胃がもたれる』『腰が痛いな』などの雑念にとらわれていても、必ず『今、瞑想していたんだ』と戻ってくる。それを繰り返し行います。ここで気づいて欲しいのですが、この流れはどこにも努力がありませんよね。つまり、まったく心が努力していないことを作り出す、それが瞑想なのです」
「やがて雑念も含めて、静かに静かに静まっていく。海の深くに潜っていくとシーンと静まっていくのと同じです。外は波立っていても、中は静まり返っている。心も、外側はざわざわしていても内側は穏やか。さっきまで気になっていたことがどうでもよくなっていきます。慣れたら5分、それから10分、マックス20分行いましょう」

❸瞑想後は2~3分のインターバルを取って目を開ける
「終わったら数分、目を閉じたままに。意識が心の表面に上がってきて、外の世界とゆっくりつながっていきます。そうしたら、そっと目を開けて。時間が気になる人は、目の前に時計を置いておけばいいでしょう。音の出るタイマーはかけないで」





瞑想は1日2回、朝夕の食事前がベスト
「瞑想は1日2回やらないと効果が出ません。心の内側の静かな領域に慣れるため、何度も何度も規則的に触れることが大切です。脳は4 次元に慣れているのですぐに戻ってしまう。習慣化すると5次元ベースで物事を見られるから、日常で何か問題が起こっても動じることがなくなります。瞑想で、自信がつく人もいるし勇気を持てる人もいる。親しみや温もり、謙虚さなど、心の豊かな性質が出てきます」



雑念で集中できない? それでOK!
「みんな勘違いするのですが、瞑想は深く静かな状態にすぐ入っていくと思いきや、そんなわけはないんです。どんな人でも目を閉じて、だんだんと静かになっていく。雑念が出てきて捉われたりするのは当たり前です。雑念が出ないように意識を縛り付けることじゃなく、雑念は出ることが自然でそれもまた瞑想の一部なんです」



ADVISER
蓮村誠さん
東京慈恵会医科大学病理学教室および神経病理研究室勤務の後、1992年オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ医師養成コースに参加。現在、診療に当たる傍ら全国各地での講演活動、書籍執筆、テレビ出演、雑誌の連載などマハリシ・アーユルヴェーダの普及に努める。著書に『幸せになるために、やってはいけないこと』(大和書房)、『〈ありのまま〉の自分を磨く』(春秋社)、『かんたん毒だし健康法』(洋泉社)などがある。twitter:@fundocq



掲載:HONEY Vol.20
※内容は掲載当時のものです

photography : Yasuma Miura composition:Mina Yoshioka

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