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2020.11.26

SUSTAINABLE

【連載】地球の今、海の今を知る |Vol.07 「世界に広がりゆく死の海、デッドゾーン(1)」

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私たちもときどき、健康診断で今の身体がどんな状態かをチェックするように、地球の健康状態を調べると「22世紀まで人類が生き残れない理由は100以上ある」と科学者たちは言います。その中でも今もっとも緊急性が高い問題は何かを教えてくれるのが、「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)」という地球の診断結果です。これは「気候変動」「海洋の酸性化」「オゾン層の破壊」「窒素・リンの循環」「グローバルな淡水利用」「土地利用」「生物多様性の喪失」「大気汚染」「化学物質の影響」という9つの領域で、それぞれの限界点を超えると壊滅的な変化を起こしてしまうという地球的危機を示すものです。
いま世界中で急務な対策が叫ばれている気候変動は、現状はまだ限界点を超えてはいません。というか超えてはいけない、つまり臨界点の目安とする1.5℃の気温上昇を超えてしまうと取り返しがつかないからこそ、その前に温暖化を止めようと動いているところ。一方ですでに限界ラインを大幅に超え、極めて危険なゾーンに入っている分野が2つあります。それが、「生物多様性の喪失」と「窒素・リンの循環」です。

text:Ayako Minato

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