HONEY

2020.12.13

LIFESTYLE

非日常的なサーフ・エクスペリエンスを求めて | SEARCHING for SURF in the SEYCHELLES 後半

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インド洋の宝石と呼ばれる島へのサーフトリップ

オーストラリアの2人のサーファー、ローレン・ヒルとフェリシティー・パルマティアがインド洋に浮かぶセーシェル島へ旅に出た。サーフィン文化がない第三国のため、ライダブルな波があるかどうか分からないままスタートした旅を紹介する企画第2回。今回は、セーシェルでのサーフセッションのようすをお届け。





セーシェルにサーファーの姿はなく、サーフィン黎明期にタイムスリップしたようだった。スウェルチャートやポイントマップ、波高を調べるブイもない。私たちは三輪車にサーフボードを括りつけひたすら波を探した。どれくらい走っただろうか? 緑が生い茂る大自然の原風景の先に、ついに波を発見した。誰もいない海でターコイズブルーの波が規則正しくブレイクしている。サイズは頭くらい。2人同時に歓喜の雄叫びを上げる。

インド洋のオアシスでサーフセッションがスタート。この波はすでに誰かが乗ったことがあるかもしれないし、そうでないかもしれない。フェリシティが花崗岩が広がる岬の真後ろでテイクオフした。シャローなセクションを高速で駆け抜け、3つターンを決めてプルアウト。浅瀬のリーフは危険な場合もあるが、ここは大丈夫そうだ。足元に広がるサンゴは、この20年〜30年エルニーニョの影響を受けている。水温が上昇し過ぎて、'90年代後半には全体の80%が死滅。環境保護団体の活動により一部回復するも、すべてが元通りになるのはまだまだ時間がかかりそうだ。あっという間に数時間が経過した。潮は引ききり、波は浅瀬で小さくブレイクするだけとなった。





photography : AMing Nomchong text : Lauren L. Hill translate : Yuki Martens

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