HONEY

2021.01.06

BEAUTY

新・マインドフルネス|思考の問題は「身体感覚」からアプローチできる

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新・マインドフルネス


池内先生:様々な研究から、人の主観的な「感情」の気づき(自己意識)は、外受容感覚(五感)※1からの情報と、内受容感覚(自律神経の反応を含めた身体内部(内臓)の状態の知覚)※3に由来する情報が統合される過程が深くかかわっていると考えられています。

HONEY:感情って、喜怒哀楽のことですか?

池内先生:感情は大きくわけると「Emotion(情動)」と、「Feeling(感じ・気持ち)」の二つに分けられます。Emotionは環境や人間関係などでストレスを感じると、心拍数の上昇や体温の上昇や下降など、意識的に制御できない自律神経系による身体内部の生理状態の変化に伴って生じる感情です。喜怒哀楽はEmotionの方になりますね。一方、Feelingは、生理反応が生じた原因を主観的に推定する意識的体験です。このFeelingが、自己肯定感や、自己効力感を育むのです。

本島さん:以前はどうせ自分には無理だと頭ばかりで考えていました。感じたくないEmotionを感じてしまいそうなことは、自分にできない言い訳を並べて、保険をかけてチャレンジしようとしなかったんです。それが、Feelingで感じる練習をしたことで、ワクワクやモチベーションが自然と湧いてくるようになったし、そのモチベーションが上がっても下がっても、自然と受け入れられるようになりました。情動(Emotion)を感じても衝動的にならず、ワンテンポ置いて身体反応とセットで反応するようになりました。

池内先生:自己肯定感や自己効力感は、社会的関係や人間関係の中で自分ができることや、無条件に肯定される体験を積み重ねていくことで育まれるものです。そこでは喜びや楽しさなどEmotionを、主観的にも良いFeelingとして感じられる体験をすることで育まれていきます。また、喜びや楽しさを他者に否定されると、良い Feelingを感じられないので、一緒に喜んでくれる人、受け入れてくれる人と分かち合うことが大切になります。また、怒りや怖れなどを感じても、人の協力を得ることも含めて主体的に対処して、安心感を感じる体験を積み重ねていくことでも育まれていきますよ。

photography:Ke'alohi special thanks:Saori Motojima

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