HONEY

2021.02.12

CULTURE

「できるだけフィルムカメラで撮っている」セバスチャン・ザネラが描く静謐な夢の世界

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SEBASTIEN ZANELLA

波に乗り、街を滑る女性たちが放つ、ありのままの美しさを求めてシャッターを切る。フィルムが醸すエモーショナルな質感、光と陰、色が織りなす抽象が、現実よりも真実を語る。セバスチャン・ザネラが描く、静謐な夢の世界。


ジョシー・プレンダーガスト、パナマのどこかで。ジョシーはサーフィンにも生きることに対しても、おだやかかつエレガントにアプローチする。彼女の浮遊感はとても詩的だ

Questions and Answers
with SEBASTIEN ZANELLA

フォトグラファーとしての歩みを教えて

フォトグラファー、または何かひとつの肩書きで自分を呼ぶことに少し違和感を感じる。たとえばフォトグラファーというと、僕よりももっと写実的なものを撮影する人のように思えるから。僕は世界を詩的に描くことにすべてを捧げているんだ。そしていつも、現時点で最高のセバスチャン・ザネラでありたいと願う。僕は6歳から詩を書いている。最初にショートフィルムを作ったのは14歳のときだ。そして16歳で雑誌を作りはじめ、30歳で本格的なカメラを初めて買った。だから僕自身はフォトグラファーというよりは、カメラを使って日々を描く詩人だと思っている。この4年間真剣に撮影をするようになって、写真が僕の人生をより情熱的なものにしてくれていることは確かだ。カメラを持っていればいつでも詩を作れるから、スーパーに行くときでさえワクワクできるんだ。

インスピレーションを受けたアーティストは?

ピカソ、ヘンリー・ウェッセル、イヴァン・アイヴァゾフスキー、ヘンリー・デイヴィッド・ソローなど、たくさんいすぎてすべての名前は挙げきれない。言うなれば、真の自分自身でありつづけるために、あらゆるインスピレーションが枯れ果てるまで表現を続けたすべてのアーティストたち。彼らにとってキャンバスやペン、カメラは自分を掘り下げるためのツールにすぎないのさ。

photography & caption : Sebastien Zanella text : Jun Takahashi

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