HONEY

2021.02.14

CULTURE

エルメス、クロエをも虜にする写真家・セバスチャン・ザネラが今、撮りたい被写体とは?

  • SHARE

SEBASTIEN ZANELLA


ザネラはこれまでにデーン・レイノルズ、ジョン・ジョン・フローレンス、アレックス・ノスト、ディラン・リーダー、エリック・コストンら超一流のライダーたちをメディアとしてフィーチャーしてきた。『Desillusion』は世界中にコアなファンを生み、インスタグラムのフォロワーは18.5万人を数えるまでに成長。メディア不況の今日において大成功を収めているように見えるが、ザネラはかつて持っていた興奮を失い、数年前から作るペースをスローダウンしているという。
「僕が記事に残したくなるおもしろいやつらが少なくなってしまった。年を追うごとに、サーフィンやスケートがどんどん商業スポーツになってきているように思える。彼らはアーティストではなく、アスリートになってしまったんだ。それでは、僕にとって夢がないんだよ」

だが、新たな夢を見つけた。それは、女性のサーフィンやスケートボードのシーン。ザネラは今、女性のサーファーやスケーターとの作品づくりに熱中している。
「彼女たちこそが、僕がかつて抱いていた情熱を取り戻してくれたんだ。女性たちは、他の人より上手く乗ってやろうとは思わない。波やストリートの楽しみをシェアして、ありのままの自分に近づいていくことに喜びを感じる。女性のサーフィンやスケートボードのビジネスは規模が小さいということも逆説的に働いているだろう。おかげで本質が失われていない。彼女たちはただ自分の表現を求めていて、エナジードリンクのステッカーを貼ろうなんて思わないのさ」


ヴィクトリア・ヴェルガラ、セノッス、フランス


パチャ・ライト、パナマ。僕はパチャの生き方が大好きだ。彼女はいつだってあるがままなのさ


妻マリー・ローラ・デリィットとホームビーチでのサンセットタイム。暗くなるまで太陽の心地よさを感じた美しい日


photographer
Sebastien Zanella
セバスチャン・ザネラ
1982年、フランス南東部出身。サーフィンやストリートカルチャーに根づいたディレクター、フィルムメーカー兼フォトグラファー。クライアントにエルメスなどのハイブランドが多数。雑誌『Desillusion Magazine』の創設者、編集長でもある。
公式サイトInstagram

photography & caption : Sebastien Zanella text : Jun Takahashi

PICK UP

RELATED

RANKING