HONEY

2020.12.24

SUSTAINABLE

【連載】地球の今、海の今を知る |Vol.11 「地球温暖化を“逆転”させる、ドローダウン」

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クリスマスくらいは環境問題のことを忘れたい……そんな気持ちは痛いほどわかりますが、私たちのホリデーシーズンも横目に、地球危機は刻一刻と進み、クリスマスでも日本各地でまだまだ紅葉を楽しめている2020年。「紅葉がクリスマスになる」という予測は、世界の平均気温が産業革命前より+2℃になった頃と言われていたものの、すでに感じられるくらい12月も秋晴れのような日が続きました。先日も伊豆の海へ向かう途中、この時期いつもなら富士山の雪化粧が美しいはずなのに、雪が見当たらない姿に愕然。EUコペルニクス気候変動サービスの発表では、今年の11月は世界気温が観測史上最高を記録し、12月の気温次第では2020年が観測史上最も暑い年になるかもしれないそうです。

いま地球は、平均気温を+1.5℃未満に抑えられるかどうかの瀬戸際にありますが、そんななか大きな希望をくれる本が発売されました。タイトルは『DRAWDOWN ドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法』(山と溪谷社)。「ドローダウン」とは、増え続けていた大気中の温室効果ガスが、ピーク地点から減少に転じること。本書は世界的な環境活動家ポール・ホーケンが、190人の研究者たちと協力して温暖化の解決策を紹介したベストセラーで、日本でも気候変動の専門家として名高い国立環境研究所の江守正多さん監訳により、待望の訳書発売となりました。

text:Ayako Minato

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