HONEY

2020.12.24

SUSTAINABLE

【連載】地球の今、海の今を知る |Vol.11 「地球温暖化を“逆転”させる、ドローダウン」

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7カテゴリーからさらに100項目に細分化されていきますが、CO2削減量の多い上位ランキングも興味深いもの。

1位 冷媒
2位 風力発電(陸上)
3位 食料廃棄の削減
4位 植物性の食品中心の食生活 
5位 熱帯林
6位 女児の教育機会
7位 家族計画

4位はベジタリアンやヴィーガンを含む、プラントベースという広義で捉えた植物由来中心の食文化のことで、これだけで66.11ギガトンもCO2削減に。クリスマスディナーにお肉を頬張った方はごめんなさい……ですが、畜産は飼育や輸送プロセスでの温室効果が高く、とくに牛やヤギ、羊などの反芻動物は、餌を消化するときにCO2の約25倍も温室効果があるメタンを排出します。餌も大量に必要で、アマゾンなどではそうした家畜の牧場や餌の農地を作るために、森林伐採や森林火災が深刻化しています。ちなみに1位の「冷媒」とは、古いエアコンや冷蔵庫などに使われますが、使用時ではなく廃棄時にフロンガスや代替フロンが排出され、CO2の1000倍~1万倍もの温室効果を持ちながらオゾン層を破壊。フロンガスは少量でも破壊力が大きいため、CO2に換算すると1位ですが、全体では他のCO2量のほうが影響が大きいそう。

私たちも日常で、再生可能エネルギーの電力会社にパワーシフトするだけで、家庭から出るCO2を半分も減らせたり、飛行機・車の利用を控えたり、プラントベースの食事を増やしたり、フードロスの削減や地産地消、ゼロ・ウェイストやプラスチックフリーなども大きな貢献です。本書ではもっと詳しい気候変動に関わるたくさんの原因と解決策が紐解かれ、これを片手に一歩ずつ前進して、温暖化を逆転させたい……そんな勇気をもらえるバイブルなので、よかったら手にしてみてください。何十年、何百年先の未来も、みんながこの聖夜を笑顔いっぱいに過ごせますように、メリークリスマス!



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text:Ayako Minato

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