HONEY

2021.01.14

SUSTAINABLE

【連載】地球の今、海の今を知る |Vol.14 「シャローエコロジーにサヨナラしよう」

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いま注目の温暖化対策として、太陽光や風力などを使った再生可能エネルギーが普及してきています。家庭から出るCO2排出量も半分にできるとあって、パワーシフトをする人が増えるのはうれしい変化ですが、「再エネならなんでもOK」というわけでもなかったりします。前回のVol.13で、「環境配慮」を利益やイメージアップに利用する、グリーンウォッシュやシャローエコロジーについて触れました。「地球にやさしい」「サステイナブル」と謳えば儲かる……そんな動機では思いやりが行き届かずに、別の環境負荷を生んでいることもじつはたくさんあります。

温暖化対策に消極的な国へ、皮肉を込めて贈られる「化石賞」まで受賞した日本も、ようやく再エネが広がってきましたが、なかには太陽光パネルを設置するために広大な森林を破壊しているケースも増えています。バイオマス発電やバイオ燃料も、原料を栽培する広い農地が必要で同様の自然破壊をしていたり、洋上風力発電所を建設するにも海の環境や生き物たちの暮らしを奪うことに。人間社会はこれまでにもたくさんの海を埋め立てたりして、そこに暮らす生き物たちの楽園をこれでもかというほど壊してきました。その犠牲を思うと、自然エネルギーを享受するためであっても、建設や運営で環境への配慮を慎重に行っている電力会社を選ぶことも、とても大切になってきます。

text:Ayako Minato

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