HONEY

2021.05.23

SUSTAINABLE

海と森と生物を守るために知っておきたい 「認証ラベル」4選

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NO EARTH, NO US


「海外の現状に同じく、日本でも森林の衰退が著しいんですが、日本の場合は海外とは原因が異なり、破壊というより“健全な森”が減っている状態です。日本は戦後、全国で一斉に人工林が拡大したんですが、安価な輸入木材の需要が高まり、国内の林業は衰退の一途。天然林と違って、人工林では適切な間伐や管理をしないと荒れ果てるばかりで、保水力も弱まるので土砂崩れなどの災害を大きくしてしまったり。人工林では害虫や害獣対策で農薬も使われますが、海外で危険視される農薬でも日本では気軽に使われるものもあり、中には土壌や水質の汚染、生態系や人体の健康に悪影響が大きいものも多くあります」(河野さん)

日本は森林が国土の7割近く、山々も高くそびえ立つことから降水量も多く、多様な樹木がひしめく原生林で溢れていた。それが半分近くも人工林となり、スギやヒノキといった単一種が並ぶだけでは生態系のバランスも崩され、一度でも人の手が入った森は、手入れをしなければ荒れていくいっぽう。さらにはダムによって水の流れが堰き止められ、護岸工事で川辺も変わり果てた姿になり、そうして自然界に大切な「森里川海」のつながりも分断してきた結果、生物の多様性も、自然が恵みをもたらす力も弱らせてしまった。

けれどもうそんな破壊の繰り返しではなく、これからは自然に習ってもっとナチュラルに地球の恵みを享受していきたい。そう感じたら、次ページの認証ラベルを指針に、毎日の消費から生き物たちを守っていこう。畜産が温暖化を加速させると知って肉食を控え、魚や植物ベースの食事を心がけるときでも、サステイナブルな食材を選ぶだけで海を守る好転力になる。近くの海も遠くの海も、世界の海と森だってみんなの日常と繋がっている……だからこそ、あなたにはそれを救える大きなパワーがあることを、いつも忘れないでいて。

photography : Tamaki Ozaki illustration : Etsuko Taguchi composition : Ayako Minato

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