HONEY

2021.03.24

LIFESTYLE

お手本にしたい世界のビーチハウス。モダン&ヴィンテージが共存する西海岸スタイルのお家を訪ねて

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理想のBEACH HOUSEとはどんな家だろうか? 海まで徒歩圏内、自然が豊富なのに街にも近い、 広い庭があって、インテリアからは潮の香りがする。 テイストは定番のトロピカルからアジアン、ヴィンテージ、ナチュラル、さらにはそれらをミックスしたスタイルと、多種多様にある……。

好みは人それぞれで、正解はないのかもしれない。 海外に目を向けると、さらにそれを強く感じる。画一的なデザインを好む日本と違い、個性的なのだ。

今回はそんななかでもモダン&ヴィンテージが共存する西海岸スタイルのお家を紹介。主に旅先からのインテリアでまとめた、西海岸らしいリラックス空間をチェックしてみよう。



旅することが多いからこそのリラックス空間



一点一点ハンドメイドされたシグネチャーバッグで知られるカリフォルニア発の “Cleobella (クレオベラ)” 。10年前の立ち上げ以来、オーナーのアンジェラと夫のジムは、プロダクトの生産国であるバリとカリフォルニアを行き来するようになった。現在では2人のキッズを連れて、1年のうち4ヶ月はバリで過ごし、さらにもう1ヶ月はまだ行ったことのない国や都市を回るという。そんな旅の多いライフスタイルを長年続けているアンジェラと家族にとって、“ホーム”はより特別な意味を持つ。

1年以上かけて見つけたという物件は、1950年代に建てられたクラシックな一軒屋をリモデルしたもの。ʼ70年代からそこに住んでいた前オーナーから2004年に購入して 以来、らせん階段で2階とつながるダイニングルームや、4方向から太陽の光を取り入れる広間など、ユニークな間取りのほとんどは、あえてそのままにしている。

「“ヒストリー”と“ストーリー”を大切にするということが、温かみのある家づくりにとって重要だと思う。インテリアは、バリの伝統的な手法でハンドクラフトされた一点ものが 多いわ。手づくりならではの、“パーフェクトなインパーフェクトさ”がとても美しくて気に入っているの。あとは、旅先で購入した思い入れのある品も。それぞれにエピソードがあって、旅をするごとに少しずつ増えていくのが楽しいのよ」



また、自らを“ガレージセール・ジャンキー”と呼ぶアンジェラは、ローカル御用達のスワップミートで発掘した雑貨も上手に取り入れる。そうして「ヴィンテージとモダンの融合」をテーマにした、ハイセンスな西海岸らしい空間を創りあげた。そんなアンジェラの自宅は、生まれ育った南カリフォルニア・オレンジカウンティのシールビーチという街にある。その立地も、この家を選んだ大きな理由だったそう。

「近くには私の母や親戚家族がいて、友人もいる。それに小さなカフェやブティックが点在する、まるで小さなヴィレッジのような素敵なビーチタウンよ。夫はサーファーだから、海の近くというのも重要だったしね」



地域コミュニティのつながりも大切にしているアンジェラは、毎週火曜日に近所のファミリーを自宅に招いて子供向けのヨガ教室を開催している。レッスン中、大人たちは持ち寄ったフィンガーフードをつまみながら、ワインを片手に世間話に花を咲かせる。初めて訪れてもどこか居心地が良いのは、普段から多くのゲストを受け入れている家だからこそ。リビング周りのところどころに配置されたカウチやウッドチェア、ラグやクッションも、家族はもちろん訪れた友人がリラックス して過ごせるようにとの配慮からだとか。住空間だけでなく、そこに集まる友人たちとの時間もまた、帰る場所としての“ホーム”を形成するために不可欠な要素のようだ。



Profile
Angela O’ Brien(アンジェラ・オブライアン)
ボヘミアンかつビーチィなバッグやアパレル、アクセ サリーを展開するCleobella のオーナー。ブランド名は ʼ70年代の南カリフォルニアでヒッピーライフを送っていた母の名前に由来。
http://shop.cleobella.com



掲載:BEACH HOUSE(ビーチハウス)Vol.2

photography: Mimi Wada  text: Yuka Marmo Okamura

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