“セルフラブ”のマインドを育てる。自分だけでなく、他者、動物、環境に優しい心

みなさんは、どれくらい自分のことを知っていて、どれくらいセルフラブに向き合っていますか? 第2期メンバーの申込みがスタートしているretreat HONEY。スタート中の第1期を実際に体験し、感じたリアルを編集部員Tが4週にわたりお届け。一週目で得られたものとは?


“セルフラブ”に取り組む際のゴールは何だと思いますか? 私は「自分のことが好き」「自分に自信を持っています」「今が一番幸せ」そう思い、素直に口に出して主張できることがセルフラブであり、できた証だ! と思っていました。

ですが、今回のオンラインリトリートでセルフラブに正解はなく、みんなそれぞれの形があると気づかされ、私のセルフラブへのモチベーションや考え方が大きく変わるのを感じました。そこから、自分を見つめ直す濃厚な時間が始まります。

まず、初日の“プランニング”では一ヶ月どう過ごしていきたいかを考えるために、自分のウェルネスを精神・知的好奇心・感情・自然・社会・身体の6つの視点から見ていきます。

たとえば感情面では「自分を表現し、建設的な方法で気持ちを伝えることができているか?」「自分の感情をコントロールできているか?」「自分は変化に適応することができるか?」「自分の感情を処理するために助けを求めることができているか?」「自分の人生のあらゆる場面で、葛藤を解決することができるか?」という問いかけ。みなさんはどうですか?

自信をもってYESと答えられるのもあれば、こういうところが苦手なんだよなぁとNOを出したり、できているがスムーズではなくSO-SOくらいに感じるものもあるでしょう。ここには、何個チェックが入らなくてはいけないや、減らさなくてはいけないなどのジャッジはありません。ありのままの自分を受け入れて、自分自身を許す。それがセルフラブの第一歩。

そこから、自分が叶えたいヘルシーな習慣を確立するためのアイデアをチョイスしていきます。感情を豊かに、受け入れる心の準備をするための提案は「深呼吸をする」「瞑想をする」「感謝の気持ちを記録する」「自分自身を振り返る練習をする」「日記を書いて考えや感情を記録する」「自己承認を深めるためにムードトラッカーをつける」「ストレスを感じた時に、安全で落ち着ける場所を作る」「自分には(感情的な反応ではなく)意図的な反応をする力があることを思い出す」など、少しの意識で出来そうなアイデアがずらり。

とはいえ、深呼吸や瞑想、自分自身を記録することって続かないと思いませんか? そこで、リトリート中は毎日ボディスキャン瞑想と、身体と心の感覚や瞑想後の気分、睡眠や食習慣を記入するサポート付き。だからこそ、無理なくセルフラブへの習慣が身についてくるもの。毎日、心がすくすくと成長することが実感できるはず。

他にも5つの角度から自分自身を客観的に知り、導きたい方向が分かった初日を過ごしたところで、翌日からは様々な面から心身へのアプローチが始まります。


2日目は、セルフラブを深堀りし“他者との繋がり”“世界との繋がり”を実感していきます。いままでのセルフラブでは、自分自身の見直しでしたが、ここでは自分以外との繋がり(相手にどう思われているなどの感情面ではなく)共に過ごした時間や、自分自身が他者に感謝している心を認識させてくれました。

3日目は、マインドフルイーティング。身体を作る食を見直すことで、自分自身に責任を持ち“自分を養う”意味が分かりました。朝、面倒くさくなり、コーヒーにシリアルを食べる生活から「今日は何を食べたい?」と自分自身へ問いかける習慣に変化。温かいスープやフレッシュフルーツなど、その日に食べたいものを素直に食べるように。さらに“ながら”食べではなく、味覚や嗅覚に目を向ける大切さややり方も教わります。

4日目はリリースヨガ。ポーズの美しさや身体の可動域を意識するのではなく、呼吸や内臓の変化、身体の力み、血液の巡りなど一つひとつの感覚を研ぎ澄ましてくれるヨガを体験。

5日目はマインドデトックスでの瞑想。メディテーションコーチを務めるジュリアさん自身の経験から「不安を感じているときは、現在に(心は)いなくて、過去や未来を心配しているとき。起こったことや、これから起こることは自分にどうしようもないこと。だからこそ、今に自分自身を戻してあげることが大切」と瞑想の大切さを知り、一緒に瞑想を行う時間は格別なものでした。

6日目はビューティケア。今までは自分自身の身体や心と向き合う日々でしたが、ここでリラックスして行うフェイスケアも女性らしい喜びを思い出させてくれる大切な時間。ナチュラルなフェイスマスクを自分自身で作り、マッサージすることで健やかな肌状態に。

7日目はデジタルデトックス。これは一番難しさを感じ、自分自身の改善へ大きく動いたと実感するものでした。私自身そんな自覚はなかったものの、スマホの電源が切れないよう充電器を持ち歩き、常に音楽やラジオを流しつつ、休憩といえばドラマを見るし、お風呂では映画を見ることが楽しみだったことに改めて気づかされました。海外などで使えない場面では「別にいいや~」と気にせずにいられるのですが、使える状況で断つことの壁を実感。ですが思い切って“7日間のデジタルデトックス・チャレンジ”に挑戦中。“断つ”というと全く触らないをイメージしがちですがそうではなくて、毎日少しずつ通知をオフにしてみたり、使用時間にメリハリをつけたりと、習慣を自覚することがメインなので無理はないです。

こんな7日間を過ごして気づいたこと、それは「自分自身を見直すことで“自分を許す”“自分を養う”“自分は愛おしい”ことを知る」というものでした。これを口に出したり主張するのではなく、寄り添うように「分かっているよ」と心に声をかけてあげること、他人と比べずに“今の自分がどう思うか”を落ち着いて感じることが私なりのセルフラブでした。

自分に優しさを向けてあげられると、自然と人や環境へも「サポートしなきゃ!」という気持ちではなく、穏やかに過ごして欲しいと願い、私に出来ることは何だろうと目を向け手を差し伸べることができるようになります。

これはあくまで私の体験でしたが、みなさんの“セルフラブ”の形も見つかるはず。年の瀬に向けて、心と身体を整えるチャンスがある1ヶ月を過ごしてみませんか?

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retreat HONEY 第2期メンバーを募集中です。応募締切は11月27日、実施期間は11月29日~12月26日となります。申し込みはこちらから。

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