【レポート】田岡なつみプロと過ごした、2泊3日のSURF & RETREAT TOUR

3月17日〜19日の2泊3日で行われた、「HONEY SURF & RETREAT TOUR in MIYAZAKI」。15名の参加者たちは、プロロングボーダーの田岡なつみさんのサーフレッスンや、宮崎パワースポット観光に、ヨガやトレッキングと超濃密な時間を過ごした。そんな3日間の様子をお伝えします。


DAY 1|参加者顔合わせ&青島神社へ観光

定員の3倍以上(!)の応募があったなか、厳正なる抽選に当選された15名がソラシドエアで宮崎空港に到着。ホテルにチェックインし、ロビーで顔合わせを行った。

まずは自己紹介と、普段入っているサーフポイントといま抱えているサーフィンの課題を発表。全国から集まっているだけにポイントも色々で、田岡さんが熱心にメモをとる姿が印象的だった。

自己紹介を終えると、空港からのバスでは緊張した面持ちだった参加者たちもやや打ち解けた様子。そんな和やかな雰囲気のなか、宮崎のパワースポット青島神社へと向かった。

周囲が約1.5kmとこじんまりした青島に鎮座するのが青島神社。縁結びのご利益がある神社として知られていて、恋愛のパワースポットとして有名だ。

境内には絵馬がアーチ状にかけられた「祈りの古道」や、植物が生い茂った神秘的な空間、10種類もの願掛け神事や占いなど、楽しめる要素が揃い、それぞれを楽しむ参加者の笑顔が多く見られた。

DAY 2 | サーフィン、サーフィン、サーフィン!

この日は参加者のみんなが待ちに待った、田岡さんによるサーフレッスンの日。宮崎で活躍する同じROXYチームの渡辺愛プロも協力してくれ、青島ビーチと木崎浜の2チームに分かれて実施した。

前日から吹き続いた北東風の影響で波はサイズアップしたが、サイドオンショアのため海面はジャンク気味。それでも少人数でみっちり2時間、2人のレッスンを受けられる貴重な時間となった。

沖で一人ひとりにコーチングをしてくれていた田岡さんは、今回のレッスンをこう振り返ってくれた。

「サーフボードの長さもレベルもバラバラだったので、入水前に一人ひとり人に『今日の課題』を発表してもらい、ビーチで簡単にアドバイスをしました。

実際に海に入ってもらった後は、ラインナップで随時質問をしてもらうようにしました。 私の目標は1人1本波に乗ってもらうことだったんですが、波が胸からセットで肩くらいで、波数も多くって。

ゲットできるか不安な子も何人かはいたんですが、それでも全員1本は波に乗れたんです! なかにはインサイドまでロングライドする子もいて、そのときは大盛り上がりでした。みんなで声を掛け合って、すごくいい雰囲気で楽しめました」

サーフィンを終えた後はサンセットヨガに参加。インストラクターは青島在住のヨガ・ピラティスインストラクターのDonnaさん。

「今日のヨガは、『インナーコア』をテーマに、インナーマッスルから姿勢、呼吸の仕方までを一緒に行いました。意識できるようになると立つ姿勢や、肩の使い方だったりとかも変わってくるかと思うので、サーフィンにも生かしてもらえたら!」

DAY 3|加江田渓谷でパワーチャージ

最終日とはいえ、この日も楽しみなアクティビティが盛りだくさんの日。昨日に引き続き、朝はプレゼントしてもらったROXYのビーチタオルを持参し、Donnaさんのヨガからスタート。「前日はコアでゆっくり体を動かしていきましたが、今朝のテーマは『フロー』。マインドも含め、すっきり流してもらえたら」とDonnaさん。

約1時間のモーニングヨガを終え、チェックアウトまでのフリータイムは、ほぼ全員が海に入った。前日2人に教わったポイントを思い出しながらのラストサーフィン。最後の1本を惜しむように夢中で波を追いかけていた。

その後フェアウェルランチをとり、向かったのは「宮崎自然休養林」。この敷地内にある「加江田渓谷」でトレッキングを予定していたためだ。

ツアーをサポートして頂いた「MERRELL(メレル)」のシューズを履き、すっかり仲良くなった参加者同士、和気あいあいとスタートした。

MERRELLのシューズは、サスティナブル素材で構成されていて、アウトソールはVibram社のECOソール「Vibram ECOSTEP RECYCLE (ヴィブラム エコステップ リサイクル)」でリサイクル素材を配合したもの。トレランに用いられるミッドソールを採用しているのだが、実際に履いてみると驚くほどの軽さで歩きやすい。アッパー自体が柔らかいので靴擦れも起きにくく、みんなが快適そうに歩いているのが印象的だった。

約9km続く加江田渓谷は豊かな自然林や、澄んだブルーの川、水の侵食によってできたさまざまな大きさや形の奇岩に、鳥のさえずりなど、自然のパワーを感じられるスポット。今回はガイドさんに案内をしてもらい、スタート地点から約2kmの地点まで進んだ。

山の奥には桜も見え、川や木々から感じるマイナスイオンに癒されながら存分にリフレッシュすることができたようだった。

そして最後に向かったのは加江田にある「宮崎ビーチクラブ」。名物のかき氷を食べたり、オリジナルアイテムや宮崎の土産物が揃うここで、最後のひと時を楽しんだ。

宮崎のパワースポットや自然を存分に味わい、サーフィンでは田岡さんのコーチングという贅沢な時間を過ごした3日間。全員がひとりでの参加だったが、最終日にはすっかり旧知のような仲に。サーフィンが引き合わせてくれた今回の出会い。心身ともに“リトリート”された、素晴らしい旅となった。

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