Her Wave 海のそばで暮らす彼女の物語#10/Eryn Krouse

こんがりと焼けた肌にビーチシーンがよく似合うカリフォルニア出身のエリン・クラウス。自身のライフスタイルを発信し続け、今では多くの人にインスピレーションを与える彼女。日本との繋がりもあり、活躍の場をさらに広げる彼女のライフストーリーをお届けします。インスタグラム


あなたのことについて教えて

生まれも育ちもカリフォルニアのロサンゼルス。父はアメリカ人で母は日本人。10代の頃から競泳の選手として育ち、水の中で多くの時間を過ごしてきた。夏の時期に行われるジュニアライフガードプログラムを通して14歳の時にサーフィンを始めたの。海で過ごす時間、体を動かすことも大好きで、マリブのオーシャンライフガードとしても働き始めた。高校、コミュニティカレッジ時代に写真を撮ることに夢中になり、それらをインスタグラムに投稿し始めたの。それが今のコンテンツクリエイターとしてのキャリアを築きあげたと思う。パンデミック前は毎年1ヶ月ほど日本に行っていて、家族を訪ねたり、日本食を食べたり、温泉に行ったり、日本茶を味わうことが好きだった。日本の文化を経験することで母が生まれ育った場所をもっと理解できると思う。出来れば今年、日本にサーフトリップにも行きたいわ!
今まではマリブでサーフィンすることが多かったけど、最近サンクレメンテに引っ越してからはサンオノフレでよくサーフィンしている。サンオノフレはロングボーダーが多いスポットで、私もお気に入りの9’4″のボードでゆったりサーフィンするのが好き。みんなビーチの目の前に車を停めてバーベキューをしたり、友達や家族とゆっくりしながら1日中楽しめる最高の場所。

サーフトリップの思い出

今までたくさんのサーフトリップをしてきたけど、中でもお気に入りはインドネシア。バリはもちろんメンタワイ諸島に女の子だけのガールズトリップで10日間滞在したのも楽しかったし、スリランカ、モルディブも素敵な場所だった。インド洋に浮かぶ島々のサーフスポットはどこも良い波で美しいから、ぜひ行ってみてほしいわ! 他にもオーストラリアのバイロンベイやモロッコなど挙げ出したらキリがないくらい、今まで旅した世界中のどこのスポットも思い出が詰まっている。

海との関係を言葉にするなら?

海は私をグラウンディングさせてくれる場所。体力もそうだけど、精神的にも強くなるし自分自身を謙虚にさせてくれる場所でもあるわ。サーフィンや様々なウォーターアクティビティをして楽しませてくれたり、最高の瞬間を与えてくれる一方、時には危険と隣り合わせになることもある。そういう意味で「自分の限界を試せる場所、心地よい環境から一歩外に出ることができる場所」だわ。まさに海は私にとって人生の先生。

今では多くの人があなたのライフスタイルをSNS上で見ることが出来るけど、そのキャリアはどのように築いたの?

18歳になった頃SNSを通してモデルとして活動したり、YouTubeを通して自分のライフスタイルを発信し始めたの。当時はコミュニティーカレッジに通っていたから時間もたくさんあって、自分自身のポートフォリオを作るには最適な時間だった。それから大学に編入したんだけど、その頃には「大学を卒業して就職する」っていう一般的なルートを必ずしも選ぶ必要はないと思ったの。SNSを通して自分のキャリアを作ることも出来始めていたし、“自分の好きなこと、得意なこと”をしながら生活していけると思い始めた。幸運なことにそれが今に繋がっているわ。有り難いことに仕事で波のある場所に行ってサーフィンの撮影をしたり、ビーチでの仕事も多くなってきて自分の好きなことを発信し続ける大切さを身をもって感じている。成果が出るま3〜4年かかったけど続けてきて良かったと思う。

コンテンツクリエイターの難しい面は?

頭の中で常にどんな動画を作るか、どんな場所で撮影するかを考えているから、オンとオフの切り替えが難しいのが正直なところ。YouTubeには私生活の様子もアップするから常にカメラを持ち歩いているし、SNSで自分のことを発信するのも仕事のうち。だからバランスを取るのが大変な時もある。だからこそ、友達とサーフィンする時間はカメラも持たず、その瞬間を楽しむことを心がけている。最近になってやっとオフラインの時間を作ることにも慣れてきたわ。

今後の計画や目標は何かある?

実は日本にも活動のベースを作って、1年のうち3ヶ月ほど住むのが今の夢。日本語も上手に話せるようになりたいし、まだ知らない日本文化も経験して留学みたいな感じ。ビーチカルチャーが発達していて東京にも近い湘南が気になってるわ。

何か新しいことを始めたい人へのアドバイス

時間を費やして、とにかく行動に移すこと。自分の夢や計画を話したり書いたりするのも大事だけど、毎日そのために動いている人は必ず成功すると思う。

text: Miki Takatori

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