
自分の信じたものに、繰り返し情熱を注ぐ。その姿は輝きを放ち、決してスタイルを失わない。そんな人物を紹介する「I’M HARPER」。第4回目に登場したのは女優の内山理名さん。ライフワークとしているヨガ、そして女優という仕事や生き方に対する思いをインタビューさせていただいたが、HONEYではお伝えしきれなかった特別編をお届けしています。
ぜひ「I’M HARPER」と合わせてご覧ください。
10代の頃からテレビに映画、舞台にと多くの作品に出演し、多忙な生活をおくる中で偶然ヨガと出合った内山理名さん。理名さんにとってヨガは単なるフィットネスとしてではなく、心を整えるために欠かせないもの。自分が何をしたら喜ぶか、を大切に過ごす理名さんに、最近のライフスタイルやヨガについてお聞きした。
HONEY:理名さんのインスタを拝見すると、とても美味しそうな料理をアップされていますね。料理がお好きなんですか?
理名さん:はい、好きでよく作っていますね。旅先で出合った思い出の味を再現することが昔から好きで、海外旅行に出かけた時は現地のスーパーに寄ってその土地ならではの食材やスパイスなどを買って帰っていました。イタリア、韓国、中国、メキシコ……ステイホーム期間中は、料理で世界旅行を楽しんでいました (笑)。サンディエゴで食べたメキシカンに感動して、タコスやケサディーヤは月に1回は作っていますね。
もちろん時間に余裕があるときだけではなく、忙しいときでも料理はしています。やっぱり自分の好きなものを食べるとパワーがでますね。
HONEY:料理をするときに、気をつけていることはありますか?
理名さん:Happyな気持ちで作ることですかね。怒りの感情は消化の負担になるという考えから、怒っているときに食事をしないというヨガの教えも実践しています。
料理中だけではなく、段取りを考えている時間も楽しくて好きです。これはあらかじめ水切りしておいて、スパイスはこれを使って、お皿はこれで……と、トータルでコーディネートを考えているとワクワクします。役者をしているときと全然違うスイッチがはいって、没頭できますね。最近は、以前よりも自分を軸に考えられるようになりました。私自身がワクワクすること、心地よいと感じることは何か、など自分軸を大切にすることを心掛けています。
HONEY:役者業だと、またスイッチが違うんですね。自分ではない人物を演じるときも、自分軸は大切なんでしょうか?
理名さん:自分ではない人物を演じるからこそ、自分軸は大切だと思っています。
自分の軸を把握できるようになって、役からのリセットがしやすくなったと感じています。役者のときは監督の求めることを演じているのですが、映画の撮影でご一緒した樹木希林さんからいただいた言葉で、演じるときの意識が変わったことがありました。共演シーンでカットがかかった後「あなたはもっとわがままでいいわよ」と声をかけてくださり。それまでの私は、監督が求めているものに対して応えなきゃ、という思いが強く、枠に収まろうとしていたというか、どこか他人軸だった気がします。今は、監督が求める方向性の中で、役と向き合あうことで生まれた感情など、役としての自分軸を大切に、わがままに、演じられるようになってきたかもしれません。

HONEY:ヨガはポーズだけじゃなくて、生きていくための哲学を学ぶことができる、とおっしゃっていましたね。学ぶことが好きとお聞きしましたが、ヨガインストラクターの資格を取った今でも勉強されているんですか?
理名さん:はい。勉強は続けていて、今は古典的なハタヨガのレッスンを受けています。特にヨガ哲学については、学び始めた当初よりも腑に落ちることが多くなったと感じています。これからも学びが続いていくと思いますが、楽しみながら向き合っていきたいです。
HONEY:役者のお仕事をしながら、今後はヨガで学んだことも発信していく予定ですか?
理名さん:はい。今はありがたいことにヨガ関係のお仕事もコンスタントにお声掛け頂いているのですが、今後は、頂くお仕事だけではなく、自ら発信できる機会を作っていきたいと思っています。

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