連載コラム「Endless Waves」#01_サーフィンが大好きな理由

フォトグラファー、コラムニスト、モデル、コーディネーター、翻訳・通訳など、様々な分野で精力的に活動する深田美佑の新連載コラムがスタート。第1回目のテーマは「サーフィン」。自身のライフワークとも言えるサーフィンを、独自の視点で切り取ります。


HONEYでコラムの連載を始めさせてもらうことになった深田美佑です。逗子に住んでいて、湘南でよく海に入っています。今回コラムを書くにあたり、私とHONEYの共通点はやはりサーフィンだなぁと思い、初回は私がサーフィンが大好きな理由について書いてみることにしました。

1. 海に入るのが好き

「サーフィン」という波に乗る行為に必ず伴うのは海水と触れるということ。海に入ると海が全て包み込んでくれて海に入る直前まで考えていた悩み事なんてちっぽけだなと気づかせてくれる。今この瞬間を体全体と、心で感じて海に浮かんでいる自分を俯瞰しながら、「はぁ~なんて幸せなんだろう」という気持ちになる。日々の生活にサーフィンがあることで何気ない小さな幸せに気づく機会が増えて、その積み重ねが毎日を豊かにしてくれる気がする。海の上に私とサーフボード2人きりで浮かんでいて、陸とは明らかに違う時間が流れている。それだけが非日常的な奇跡な気分にさせてくれる。朝焼けや、夕焼けを海の上から眺めるのも最高!

2. ルールがない

ここではローカルルールなどは一旦横に置いて、考えてみたい。サーフィンのスタイルにルールはない。こういう波が来たらこういうターンをしないといけないなどと言った決まり事がないのが好き。自分が波に乗って感じたまま動く。100人サーファーがいれば100通りの波の乗り方がある。正解がない。自分が思い描くラインを好きな様に描いて良いのだ。自分がどんな波が好きで、どんな板が好きで、パワフルなサーフィンが好きなのか、ゆったりとしたサーフィンが好きなのか。色々試して自分の好みを見つけ、理想に近づくように練習し、出来なかったことが出来るようになったり、乗れる波のサイズがワンサイズ上がったりするのが楽しい。これは写真と感覚が似ていて、写真にもルールがない。自分の目の前にあるものを自分の感覚でカメラで切り撮る。自分の中でのカッコよさを追求できる自由が私の性に合っているのかも。

3. 自分のタイミングで出来る

私は人と合わせてワイワイサーフィンに行くというよりかは、自分のタイミングで好きな時に行きたいタイプ。最近ゲットしたカブ(バイク)のおかげで行動範囲が広がり、今までは友達に連れて行ってもらわないといけなかったポイントまで一人で行けるようになった。この自由さが私にはとても重要だったみたいで、更にストレスフリーにサーフィンができるようになった。サーフィンはやはり個人スポーツ。最終的には自分と向き合うタイプのスポーツだと思う。友達と行くサーフトリップはまた違った楽しさもあってもちろんそれも好きなんだけれど、毎日のサーフィンは自分のタイミングが◎。

サーフィンは本当に人生の縮図だなと最近よく感じる。
波が良いだとか悪いだとかは、あくまで人間の勝手であり、海も波も本当のところはそこに存在しているだけに過ぎない。どんな荒波も経験と技術が上がれば乗りこなせる様になるだろうし、波のせいにしているうちはまだまだなんだと思う。人生も本当にまさにその通りで、人生の中で起こる出来事はただ起きているだけということ。楽しいことも、嵐のような困難も自分の受け止め方次第でどうにでもなるだろう。人生もサーフィンも楽しい時は楽しいに決まってる。自分の慣れてない波や、困難、苦手な事や人に直面した時に、自分の力量を上げ、一回り大きく成長するチャンスだと捉えられるのか、波がよくなくて乗れなかったと波や周りの環境や人のせいにするのか。私はどんな時でも前者でありたいと思う。自分の人生は自分で決めたいし、環境や人に振り回されず芯を強く持ち、淡々と生きたいと。そしてまた悩んだら海に入ってリセットすれば良いのだ。とは言いつつも、波がある予報だったのに波がないと凹むし、かなり気分が落ちてしまう自分もいて、まだまだだなと思いながらこれを書いている。そういう自分がいるということも認めながら、人生で出会う様々な波を自分が感じるままに乗りこなせるような人になりたい。これからの連載では私が旅先で出会った風景や感じたことを綴っていこうと思っています。お楽しみに!

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