【CANVAS ON THE WAVE】HONEYが気になるあの人にQ&A/サーフィンの自由をアートにも「 Elena Grib」

国内外の注目サーファーや新進気鋭のアーティストなど、HONEYが今気になる人たちに質問をぶつけるQ&Aの連載企画。この記事からお気に入りのサーファーを見つけるも良し、推しのアーティストを見つけるも良し。何かのインスピレーションにも役立つかも。第12回目は、イタリアが拠点のElena Gribさんをフィーチャー。これまでたくさん旅してきた彼女は、その土地土地で異なる文化を吸収しながら感性を磨いてきた。ペインティング、イラスト、版画、刺繍などサーフィンと同じくアートも自由な方法で表現する。いつもさりげなく、時にだまし絵のようにサーフボードが作品内に隠れているのがキュート。


あなた自身について教えてください。
ロシアのヤマル半島の小さな村出身で、現在はイタリアをベースに活動しているアーティストです。白夜や自然のパワーに触れて育ち、幼い頃から絵を描いていました。モスクワで建築学を学んだ後、ポルトガルやインドネシア、中国、モロッコ、スペインのグラン・カナリア島、イタリアを転々として、今に至ります。

-これまでたくさん旅をしてきたようですが、イタリアに住むことに決めたのはなぜ?
食文化や生活の仕方、イタリア人の物の見方や人に対する考え方、そして手作業を大切にしているところと職人への愛を持っているところが好きだからです。

-あなたの作品について教えてください。
アートはすべて独学。様々なスタイルやテクニックで自然を表現するのが好きで、自分だけの夢の世界を作りたいと思っています。制作中は色、木版、ラインで遊びながら “流れ”を大切にしています。形そのものではなく、フィーリングが重要だと思うんです。シンプルなライフスタイル、自然、サーフカルチャーからインスパイアされています。

-アートを通して何を伝えようとしていますか?
自然とひとつになること、人々の心の奥にある愛、サーフカルチャーの雰囲気、海とエネルギーを分かち合うこと、“海に生きている”という感覚。

-モロッカンタイルに描いてみたり、リネンのキャンバスや刺繍を使ってみたり、様々な形でチャレンジを続けているように感じます。
ありがとうございます。多分、これまで旅をたくさんしてきていろんな文化に触れて学んできたのが大きいのかも。どの文化もそれぞれの美しさや素敵なところがありました。私の物の見方とか、世界の感じ方を変えてくれたんだと思います。ある時点で、自分自身も変わるんです。表現方法や考え方、アイディア、行動とか。そういうものが全部、新しい趣の作品へと繋がっているんじゃないかなと。

-随所に仕掛けられたサーフボードのブロックプリントがアイコニックで、作品にオリジナリティをプラスしていると思いました。
ブロックプリント(木版にインクを付けてスタンプのように押す手法)、大好きなんです。私にとってメディテーションとクリエーションを同時に行なっているような感覚で、仕上がりも他にないユニークなアートになります。

-最近のお気に入りの作品を教えてください。
手作業で刺繍したユニセックスな(でもセクシーさはちゃんとある)この作品がお気に入りです! 多様な技術を駆使しているところと、見る人がいろんな夢をここにのせられるような気がして。大好きです。

もうひとつ、マスタードシリーズのイラストもお気に入りです。

-サーフスタイルも素敵ですが、どんなサーフボードに乗っていますか?
ノーズライドできるロングボードのシングルフィン、9’6”のボードが一番の宝物! 6’6”のボードも楽しく乗ってます。ボードはなんでもOK。コンディションに合うものをフィーリングで選ぶ、ただそれだけです。

-あなたのアートを日本から購入できる方法はありますか?
もちろんです。海外にも配送しているので、ホームページからぜひ作品を見てみてください。オーダーやリクエストもお受けしているので、ご希望の方はメールをくださいね。注文してくれた方には大きなハグと、ポストカードをお送りしています。日本のサーフショップともいつかコラボレーションしてみたいな!

-新しいニュースがあれば教えてください。
手染めのリネンと刺繍、ブロックプリントをミックスした新しいプロジェクトを始動しています。早く完成した作品をお見せしたいです! 花が咲き始める春中旬くらいにはシェアできると思うので楽しみにしていてください。

text:Alice Kazama

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