連載コラム「Endless Waves」#03_自分を褒める

フォトグラファー、コラムニスト、モデル、コーディネーター、翻訳・通訳など、様々な分野で精力的に活動する深田美佑の新連載コラムがスタート。第3回目のテーマは「自分を褒める」。自分で自分を褒めてあげる大切さをお伝えします。


3月の半ばから急激に忙しくなり、写真展示の準備に追われてコラムを書こうと思いながら気が付いたらこんなに時間が経っていました。冬が終わり、春が来て桜もあっという間に散り、人の流れも増えて、イベントなども例年のように行われている梅雨前のこの時期。日々こなす事や仕事などに追われて、もっともっと先へ、上へと自分を急かしがちな時期なのかなあと感じる。

私自身も、来月の写真展示準備の締め切りや、その他にこなす事、やりたい事に追われて自分を追い込んでいた3週間だった。このコラムの更新もすっかり遅くなってしまってちょっと自己嫌悪になりかけたり。でも、こんな時に思い出したいのが、「自分を褒める」ということ。

他人だったり自分の子供だったり、パートナーを褒めたり、激励したりねぎらいの言葉をかけることってよくある。

「よく頑張ってるね」とか、「お疲れさま」とか。

他人にかけるその言葉、たまには自分で自分に言ってあげると、心が落ち着く気がする。私は昔から自分を追い込んだり、これじゃダメだとか自分を否定したりもっと向上しなきゃとか、何かをしてても上手くならなきゃってなりがちだったのだけれど、ここ数年は自分を褒めるようにしている。

前回のコラムで書いた、インドをはじめとする東南アジアを5ヶ月旅をした時は全くそんなことはしていなくて、とにかく前へ前へ、自分を高めたり、ヨガを本格的に始めたばかりでもっと上手くなりたい、逆立ちできるようになりたいってやりたいことや、上手くなりたい事ばかりを追いかけていた時期だった。

でも最近ふと、その当時の自分がいた場所と今の自分のいる場所を確認すると、なんだかんだちゃんと前に進んでいる。写真やサーフィン、生活においても自分が理想とする現実に確実に近づいてきていると実感する。

自分を自分で褒める理由とメリットが、ひとつある。自分軸で、自分のやりたいことをしている場合、人に褒められることを最初の目的としていないので自分で自分を褒めて全て完結し、満足できるのだ。人に褒められたり認められようってことが何かをするきっかけや目的になっていると、自分の満足度を満たしてくれる人を求めてしまう。自分がしたいからする、だから自分で褒める。そんなシンプルな生活を心がけると素敵。

「よくここまでやってきたね!」とか「ひとりで頑張ってて偉いよ! よくやってるね」「今日も本当にお疲れさま」と。

もちろん、誰かから言われたらそれは嬉しい言葉だし、ありがたいんだけれど、自分で自分にちゃんと声に出して褒めてあげると心なしか自分自身が安心できる気がする。

やろうと思ったことをできない自分も、できる自分もどっちも「私」には変わりないわけだから、どんな自分も受け入れて、たまには褒めてあげると人にも優しくできるのではないかな!? 今日はしようと思っていたことができなくても、普段なら「なんでここまでしかできなかったの?」って自分に大して否定的になりがちなところを、「よくここまで頑張ったね」って褒めてあげてみて。どんな時でも自分の一番の味方になって、自分を褒めてあげてみて欲しい。だって、みんな毎日しっかり生きているのだから。今日も一日お疲れさま!

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