
第8回に取り上げるのは「フリーダイビング」。フリーダイビングインストラクターとして活動するAsakiさんを紹介します。

安全に潜る知識を身につけたい
私が海のなかの世界に引き込まれたきっかけは、10年前に一人旅をした宮古島。透明度の高いキラキラとした海で、色とりどりの珊瑚のなかを泳いでいく人を見て、「私もきれいな海の中で自由に、人魚のように泳げるようになりたい!」と思い、自分で素潜りをはじめたのがスタートです。
ただ、旅先のフィリピンの海で初めてブラックアウトした人を目の前で見てからは、知識なしで潜っていた自分が怖くなり……。「安全に深く潜る方法を学びたい」と思いフリーダイビングをはじめました。
海のなかで感じるリラクゼーション
フリーダイビングの良さはたくさんありますが、一番の魅力は「一息で潜る水中の気持ち良さ」。身体、心、頭の中がすべて一致したときにしか感じられない、海のなかにスーッと溶けて落ちていく感覚があって。とても気持ち良く、幸せなダイブをすることができるんです。メンタルに左右されるスポーツなので毎回最高なダイブができるわけではないのですが、また「あの感覚を味わいたい!」と思い、毎回海に潜っています。

私はアスリートとしてではなく、インストラクターとして主に活動しています。生徒さんたちがどんどんフリーダイビングにはまっていく姿や気持ち良さそうに潜っている姿を見ると、私まで嬉しくなって。教えることが本当に楽しいんです!
私は「フリーダイビングに出会えて本当に良かった!」と思っているので、誰かの海に潜るきっかけづくりができたら良いなと思っています。フリーダイビングはこれから先、何十年もずっと続けていきたい私の大切な宝物です。
大好きな海への感謝の気持ちを忘れずに

そんな幸せな気持ちにさせてくれる海は、私にとってなくてはならないもの。きれいな海がすぐに近くにあり、海が大好きな人たちが周りにいる伊良部島での暮らしがとても心地良くて。海がない暮らしは考えられないほど海が大好きです。だからこそ、海への感謝の気持ちを忘れないようにしています。

私が代表を務める「Freedive Irabu」では、ビーチクリーンを年に数回企画し、よくお世話になっているビーチのお掃除をみんなで行っています。マスクの曇り止め、日やけ止め、シャンプー、洗剤なども海に優しいものを使うように意識していて。生徒さんにもノーメイク、珊瑚に優しいタイプの日やけ止めを使用するようにご協力をお願いしています。海に「おじゃまします」、「ありがとうございます」の気持ちを持つことは、今後も忘れないようにしていきたいです。
また、日常生活では「地産地消」も意識して、なるべく宮古島産の野菜を買うようにしています。CO2 排出量の削減につながるうえに、宮古島の旬の野菜はとてもおいしいんです!フリーダイビングをするときには、すぐにパワーとなり、消化がスムーズな食事をすることが多いので、自然とプラントベースを中心とした食生活になっています。
海のなかではsafety first!

フリーダイビングを始めてみたいという方は、まずはシュノーケリングやスキンダイビングからスタートしてみてください。スキンダイビングに慣れてきたらフリーダイビングにチャレンジするのがおすすめです。海ではsafety first!シュノーケリング、スキンダイビング、フリーダイビングもインストラクターからセーフティルールをしっかり学んで安全に楽しんでほしいです。特に、自己流で深く潜るにはリスクがあります。安全に深く潜る方法を学んでくださいね!
自分のペースでゆっくりコツコツとトレーニングを続けていれば、いつのまにか深く潜れるようになっているはずです♡
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