HONEY#33が本日発売! いち早く特集内容をご紹介

EARTH AWESOME!ってどういうこと?

こんなに愛していても、まるで分かってあげられていなかったんだね、海のことも、地球のみんなのことも。
みんながどんな今を生きていて、どこでどう繋がって、わたしを生かしてくれていたのかも。分かるなんておこがましいけれど、
分かったような顔をして、地球を旅して癒されればそれで満足で。見えている水中世界だって、海にしてみたらほんの上面なのに。

地球の2/3を覆うほどに広く、その95%はまだまだ未知なる「深海」で、いまだにほとんどが神秘のヴェールに包まれている海。両手でそっと掬い上げた海水にも、なんでもない砂の上にだってミクロな生命いっぱいな、見えない小宇宙が広がっている。おまけにわたしたちの耳には聴き取れなくても、地球上では動物たちも植物も鉱物もみんなみんな、それぞれ秘密の周波数で仲間や誰かと語り合って、想いを通じ合わせている。言葉を持つわたしたちと、まったくおんなじように。みんなの素敵な歌声が響き合い、それが美しく調和する……この世界がそんなTHE 地球フィルハーモニー大交響楽団だったなんて!

存在するものすべてに愛情とストーリーがあり、自然界の掟のもとでは無駄な争いもせずひたむきに、でも遊び心だって忘れない。同じ哺乳類として、優雅な泳ぎにうっとりしながらそ~っと観察していると、茶目っ気たっぷりに顔を覗き込んでくるイルカたち。誘われるがままいっしょに遊んでみたらもう、自分が人間であることをすっかり忘れてる。はたまた大好きな海でサーフタイムに興じれば、波と一体になれたときの至福といったら。ときには容赦のない荒波に巻かれたり、圧倒的な海のエネルギーにひれ伏すような、大自然の洗礼を受けるときもあるけれど、そんなときこそたちまちに人間的な価値観やエゴ、ましてやこちらの期待や計算、企みなんてことごとく吹き飛ばされて、余計なものは一瞬でぼわんと蒸発。

後になってみると「それって本来、わたしに必要ないものだったんだ」と心は身軽になって、悩みもクスッと笑い飛ばせている。
海に入らなくても、砂浜を歩けば波が足元をやさしくハグしてくれて、ビーチタイムの心地よさについつい長居。紺碧の海に反射する光のコントラストにときめいていると、だんだんと空が暖かく淡くトーンを変え、太陽は水平線に溶けてゆく。ふと振り返ればのぼりたての月と星々が煌めき始めて、幻想的なトワイライトへ。そうして太陽や天体が巡りゆく景色も、まばたきが惜しくなるほどに美しい瞬間の連続で、地球もゆっくりと、ぐるぐると回転していることをたしかに感じられる。自然に感動するとき、いつも思う。地球が、宇宙がただそこに、あるがままに存在するだけでこんなにも尊くて美しい。(HONEY#33 より一部抜粋)


「EARTH AWESOME 地球はなんて美しい」ということに向き合うことがなかなかなかったけれど、今立っている大地の暖かさや冷たさ、風と木々の音、海の輝きなど改めて目を向けていきたい。そして、「わたしに必要なもの」を見つける旅へ。その手伝いになるようなコンテンツをHONEY#33ではお届けしています。

Listen to the True Nature
こんなにも麗しく、生命輝く海をたたえる地球。38 億年も昔、この海で誕生した最初の原始生命が、今のすべてをつなぐ原点。
けれどその本当の姿を、自然や生命のふるまいを、私たちはほとんど知らない。自然の一部である私の、真の姿すらも。日本を代表する生物学者、福岡伸一ハカセとともに、自然と生命の真実が語りかけてくる声に今、そっと耳を澄ませたい。

Amami island
もう一度、あの島の愛に抱かれに。

純粋で心優しく、何にも汚されていないあの頃のように。美しい地球を愛することができれば、なんて素敵で幸せなことだろう。そう思った時に浮かんだのは遠くて近い南の島、奄美大島だった。屈託のない笑顔を見せるこの島のおおらかな自然。さあ、もう一度自然を愛する旅へ。奄美大島に魅せられた人物取材、島の魅力を伝えるモノづくり、いつまでも過ごしたくなるホテル、ローカル厳選のギフト、サーファーを魅了し続ける波をご紹介。

「この夏のビーチスタイルを見つける」
自分という殻を抜け出し、より自然に近い自分を思い出させてくれる海という存在。裸足で踏みしめる砂浜の心地よさ、独特のリズムを刻む波の音、キラキラ輝く水面はどれも地球が生み出す即興のアート。そんなビーチで身につける水着はアイコニックなものを選びたい。最新のスイムウエアをピックアップ。

「素敵なあの人のマイペースを知る」
日々変化していく理想のライフスタイル。自分に合う過ごし方を求めてルールが多くなってしまったり、何から取り入れていいか悩んで停滞することも。今持っている心地よさはそのままに取り入れたいスタイルを素敵なあの人から学ぼう。
瞑想家・佐々木依里さん、植物療法士・南上夕佳さん、エシカルファッションプランナー・鎌田安里紗さん、ヨガインストラクター・青山美月さんがご出演。

「地球をリスペクトしたコスメ」
これからは動物や環境に優しいものを選びたい。生活を丸ごと変えるのはハードルが高いと感じる人は、気軽にとり入れられるコスメから意識を変えてみるのはどうだろう。使用成分に配慮がなされたコスメを知り、次に新調するコスメからは自分のためだけでなく、地球の美しさも守ってくれるものを選びたい。
スキンケア、バスタイム、メイクアップで使いたいアイテムをラインナップ。

「見つめ直すワードローブ」
毎日袖を通す洋服たち。流行や自分のイメージに縛られることなく自由に、柔軟にクローゼットと向き合ってみて。私に必要な服ってこれだったんだ……と気づく瞬間。それはシンプルだからこそ美しく、長く愛せるものを見つけられたとき。
飾りすぎない綺麗さを醸し出す“ベーシックスタイル”、最低限で叶う美しさを演出できる“ミニマムスタイル”のコーデをご紹介。

「世界のビーチシーンのいま」
パンデミックにより海外渡航が困難になった今、サーフィン先進国の状況はどうなっているのか? 本誌ではカリフォルニア、バイロンベイ、ハワイ、ビアリッツ、バリ在住のサーファーにコンタクトし、リアルな“いま”をリサーチ。新しい価値観が芽吹き、クリエイティブなコミュニティが生まれ、スモールビジネスが活況を呈し、女性のエンパワーメントが高まり、人気エリアが誕生。
ブランド、ショップ、コミュニティ、海の環境、サーファー、トレンドなど、世界のサーフカルチャー&ビーチシーンの最新情報をお届けします!

「もっと輝くために旅へ出る」
スモールビジネスのオーナーとして活躍するエリカとアナ。インドネシア・バリ島で多忙な毎日をおくるふたりにとって、欠かすことができないのが旅だ。忙しい合間を縫って、サーファーのドリームアイランド、メンタワイへリチャージの旅へ出た。彼女たちのライフスタイルは心に響くものがある。

「旅するように、暮らそう」
人生は自由だ。私たちは世界中どこにでも行くことができるし、誰を愛することだってできる。地球上に本当は境界線なんてないように、私たちの可能性にも生き方にもリミットはない。だから、解き放たれ、風に吹かれて。踊るように、波に乗ろう。旅するように、暮らしたい。毎日を旅気分で、Holiday のように過ごそう。毎日をHolidayにする7つのアイデア、セカンドハウススタイルの家、心に自由の風が吹く場所、エシカル&ベーシックなモノなどを掲載。

「FOOD LOSS & WASTE REDUCATION」
毎日訪れる、食事という瞬間。日常すぎて見過ごしがちだけど、
命の恵みや、大地の力をいただいているかけがえのない時間。世界の食料危機に、私たちにできること。それはキッチンから始められる。食品ロス問題ジャーナリスト・井出留美さんと、料理家&発酵マイスター・榎本美沙さんが教えてくれたのは、日常から見直す食の在り方。

「Wetsuits Upcycling Project」
レジェンドサーファー「カシア・ミドー」、ブランドディレクター「パスカル・マリエ・デマレ」、スタイリスト「水嶋和恵」。想いの通じた3 人がタッグを組み、廃棄になる古いウェットスーツを愛犬用バッグへとアップサイクルさせる情熱的なプロジェクトが始動した。そのストーリーに隠されていたのは、人間の心に宿るパワーの引き出し方。

「HAWAIIAN LIGHT」
“この世界は愛に満ちている。その真実を見る人に思い出させることができればと願っている”ブルックリン・ハワイが切りとるハワイの光。HONEY STORE購入者限定特典の2022年のカレンダーを彩った、美しい写真の数々にまつわるストーリー。

「奄美大島で体感した心と身体のデトックス」
雄大な自然に囲まれ、世界自然遺産に登録された奄美大島。その地で昨年の11月、HONEYリトリートツアーが開催された。導いてくれたのはヨガインストラクタージュリ・エドワーズさん。3泊4日で得たのは、本当の自分の取り戻し方。

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