
奄美大島には1300 年以上の歴史を持つ大島紬や泥染めなど、他では見られない伝統文化が多数。島に自生する木々にも個性があり、豊かさの象徴に。この島の魅力をたっぷり味わうことのできるおすすめショップをご紹介!
ビーチスタイルにも似合うエコなアイテムたち
奄美伝統の泥&藍染め
本場奄美大島紬の泥染めを担う金井工芸で働きながら、多くの知識を得て、数年前に自身のアトリエをオープンした井村聡子さん。最近の藍染めの多くはインディゴを染料としているのだが、ここでは島で古くから使われている琉球の琉球藍を使って染色。生地にヘンプやオーガニックコットンを使用するなど、エシカルなモノづくりを行っている。奄美大島の美しい海を感じさせるような気持ちの良いブルー。そして伝統的な泥染め。自然の豊かさと先人の知恵に想いを馳せながら、本当に気持ちの良いモノを手にする、身に纏う。日常にちょっとした喜びを運んでくれるアイテムたちは、ぜひ旅のお土産に。アトリエでは藍染体験も行っているので、参加してみるのも楽しい。



鹿児島県大島郡龍郷町芦德1551
090-2016-4289
@midoriya_amami
こだわりの釉薬とシンプルな造形美が魅力
島の自然を表現する陶芸家
海の濃淡を表現した藍色やエメラルドグリーン、そして夕焼けを彷彿させる薄いピンクやアイボリーなど、奄美の自然からインスピレーションを受けた作品の数々は、どれも同じ色のない一点モノ。島のホテルや飲食店でも多く取り扱われている人気陶芸家・森雅志による作品で、彼のアトリエ「雅工房」ではフルラインナップを見ることができる。薄さと軽さを追求した彼の器は、手に寄り添うなめらかな質感が魅力。釉薬にもかなりこだわっており、今も理想の色を表現すべく、研究を重ねているそう。予約待ち状態なので、お気に入りを見つけたら即ゲットしたい。



鹿児島県大島郡大和浜字南田310
島の木から作られる、優しさ溢れるアイテム
廃材をアート作品に昇華
島で生まれ育った木工作家・今田智幸さんの工房兼ショップ「Woodworks CUE」。ガジュマルや琉球松など、島に自生する木々の廃材を使って花器やアクセサリーなどを制作する彼は、建築資材の仕事をしていた際に不要な木材をリサイクルしたいと思ったのが、作品作りのきっかけに。多くは丸く加工されているのが特徴で、年輪が波のようにさまざまな表情を醸し出している。愛らしい球体のクラフトは温かみもたっぷり。



鹿児島県奄美市名瀬和光町25-7
@woodworks.cue
独自のアイデアを盛り込んだ特別な1本
原点回帰なサーフボード
もともと建築関係の仕事をしていた藤田智さん。サーフィン好きも相まって「これなら僕にも作れる」と思い、独学で試行錯誤を繰り返しながら、さまざまなウッドボードを制作してきた。通常のボードと違って重さも増してしまうため、解消すべくボードの中を空洞のような状態に。木が本来持つしなやかさを活かしたウッドボードは、他とは違う新鮮な乗り味でローカルサーファーの間でも話題。島にあるサーフショップ「Can.nenSURF」をプロデュースするプロサーファー碇山勇生さんとは公私共に仲良し。アイデアを交わしながら、さらに進化をさせている。


奄美大島の美しい海を見渡せる彼らの秘密基地にて。ここでプロサーファーの碇山さんと波チェックをし、波が上がったら海へ。なんとも贅沢な島の暮らし

鹿児島県奄美市笠利町用安1290-2
https://cannensurf.amamin.jp/
@cannensurf
海に映える上質ウエアをラインナップ
洗練されたローカルアイテムを
湘南・葉山にあるセレクトショップ「サンシャインプラスクラウド」を手がけるオーナーが代官山に続き、3店舗目の直営店としてオープン。初めて訪れた際、奄美大島にすっかり魅了されたという彼の想いが詰まったショップは、美しいビーチの前。庭には立派なガジュマルがそびえ、この島の自然の魅力とともに、ファッションの楽しさを発信している。店内には肌触りの良い麻素材や鮮やかなカラーなど、ビーチスタイルに似合うウエアがたくさん。雨が多い奄美大島ならではの気候に合うサラッとした素材は地元の人にも人気。ここでしか買えない限定アイテムもあるので、旅の思い出に持ち帰るのも良さそう。




鹿児島県奄美市笠利町用安1257-12
https://paradise-breeze.shop-pro.jp/
(HONEY#33 より一部抜粋)
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