The World Beach Scene, NOW! 世界のビーチシーンのいま／カリフォルニア編

2022.07.05

カリフォルニア , The World Beach Scene NOW! , 世界のビーチシーンのいま

パンデミックにより海外渡航が困難になった今、サーフィン先進国の状況はどうなっているのか？ HONEYはカリフォルニア、バイロンベイ、ハワイ、ビアリッツ、バリ在住のサーファーにコンタクトし、リアルな“いま”をリサーチ。新しい価値観が芽吹き、クリエイティブなコミュニティが生まれ、スモールビジネスが活況を呈し、女性のエンパワーメントが高まり、人気エリアが誕生。ブランド、ショップ、コミュニティ、海の環境、サーファー、トレンドなど、世界のサーフカルチャー＆ビーチシーンの最新情報を5回に渡ってお届けします！第1回目は「カリフォルニア」をレポート。

ポップでヘルシーな新感覚

2022 に入り、レストラン、バー、ライブハウスなどが安定してオープンするようになり、街全体が活気に満ちているカリフォルニア。各ビーチタウンもサーファーはじめビーチラヴァーで賑わい、ニューウェーブが押し寄せてきている。

1_Late ’80s Beach Fashion

個性派揃いのカリフォルニアサーファー。’70s ボヘミアンなナチュラルな雰囲気が落ち着いて、最近ではポップなレイト’80s が目立つ。

JUMPSUITS
’70 年代に誕生し進化したジャンプスーツ。’80年代バージョンはデザインやカラー、柄が豊富に。ポップなモノからメカニックなスタイルまで様々なタイプがリリースされている。

CORDUROY
リーバイスのコーデュロイが一世を風靡し、素材自体がトレンドになった’80 年代。最近ではボトムだけでなく、ジャケットやハットなどの小物までコーデュロイに昇華。

CROPPEDTOPS
裾がクロップド（切り取られている）されているトップスのこと。’80年代のトレンドのひとつ「ハイウエスト」とのバランスが◎。

2_Roller Skate

見た目の可愛さも手伝い、ここ４～ 5 年じわじわと人気が出ていたローラースケート。パンデミックの時期にインスタから火がつき、爆発的な人気に。

右上_本気で習得したい人にオススメのイタリアブランドのRookie78 右下_雰囲気抜群の人気のカリフォルニアブランド「インパラ」左_昨年から本格的に始めたというスケーターのクリステンは、スピンを特訓中

3_Brothers Marshall

レジェンドからニュージェネレーションサーファーまで幅広い層に愛されているマリブのローカルサーファー“マーシャル・ブラザーズ”。ハイエンドからストリートブランドまで手がける敏腕デザイナーの長男トレース、プロサーファーのチャド、グラフィティーアーティストの雄バリー・マギーの名アシスタントとして活躍中のDJ（デレク・ジェイムス）の3人兄弟によるストア「Brothers Marshall Malibu Surf Shop / Cultural Center」が4月9日にオープンした。彼らのブランド「Brothers Marshall」をはじめ、ユニークなコラボアイテムなど他では実現できないオンリーワンなプロダクトに注目が集まり、オープン当初からカスタマーが絶えない人気ショップになっている。

ストアはマリブで一番古い歴史ある建物。それを活かし、内装やフロアは自らの手で作り上げたDIYストア。場所はマリブピアとトパンガのPCH沿いに位置する。brothersmarshall.com

4_Vegan BBQ

プラントベースドフードがすっかり浸透しているカリフォルニアでは、食材も入手しやすいこともあり、BBQ もヴィーガンメニューが主流になっている。

右上_小腹が空いた時に便利なプロテインバーもヴィーガンが豊富に（右）、ヴィーガンではないがKETOダイエット用のバーも同様に人気（左）右中上_インスタントラーメンもヴェジタブルやヴィーガンの種類が増え、選択が豊富に左上_大人気のヴィーガンタコス。コーントルティーヤの中に入れる具は、プロテインやナッツからなる美味なフェイクミート右下_ 旬の野菜をカットし、オリーブオイルとシーズニングをかけてグリルするだけ中下_パタゴニアのブラックビーンズスープは水を入れて熱するだけと便利左下_ヴィーガンエッグとベーコンで作ったブレックファースト

5_E Bike

E Bikeというと、昔から日本にあるママチャリタイプの電動自転車を連想するかもしれないが、それはふた昔も前のこと。カリフォルニアでは技術やデザインが進化を遂げ、最近では多種多様なタイプが登場している。ビーチクルーザー、マウンテンバイク、モーターサイクルタイプなど、スタイリッシュでグッドデザインなものばかり。また、カリフォルニアには日本未上陸のブランドも数多く存在する。その多くを取り扱っているのが、サンタモニカにあるThe Bike shop Santa Monica。E Bikeに興味がある人は是非訪れてほしい。

右上_安定感のあるデザインが人気のNRG $2.000 右下_折り畳み式だから持ち運びにも便利。キャンプやビーチ周辺でも活躍EMOJO $1.899 左_人気急上昇のモペットタイプRetrospec $1.899.99

The Bike shop Santa Monica（https://bikeshopsantamonica.com）

6_Around Mollusk Venice

サーファー、スケーター、バイカー、ヨギーなど個性派揃いの人々が行き交うモラスクヴェニス周辺。ここから新しいカルチャーが発信されている。

Mollusk Venice
1600 Pacific Ave. Venice（mollusksurfshop.com）

GJUSTA
モラスクの道を挟んで反対側に昨年オープンしたグローサリーストア。選りすぐりのローカル産の食材を扱い、自家製のペイストリーとコーヒーで癒してくれる。105 windward Ave, Venice

GREAT WHITE
早朝7時から店前には行列ができ、ディナー終了の22時までひっきりなしにカスタマーが来店。観光客からローカルまで幅広い層に愛されている。右上_サーモンカレー＄21、右中_ヴィーガンブリトー＄12、プロテインスムージー＄18、左上_フィッシュタコス＄161。604 Pacific Ave, Venice

7_Around Santa Barbara

マリブピアから車で1時間半ほど北に上がると、緑豊かなサーフタウンが広がる。穏やかなバイブスに包まれながらも、活気に満ち溢れている。

SURF SPOT BEST 3
海沿いを走るハイウェイ101沿いから立ち寄れるローカルに人気のサーフスポットを3つご紹介。右上_ロガーにオススメのサンタクラリス：海岸線を走る電車「Amtrak」の線路を徒歩で越えてビーチにたどり着くというだけに絶景も保証右下_モンテシート：海沿いの閑静な住宅街を抜けていくビーチまでのアプローチがロマンティック左_カーピンテリア：シェイパー、ライアン・ラブレースのショールームの出現により、若い世代のサーファーが増加中。ビーチから繋がるメインストリートにはサステイナブルなグロサリーやカフェ、ボヘミアンな雑貨屋などが軒を連ねており、ショッピングも楽しめる