
自分の信じたものに、繰り返し情熱を注ぐ。その姿は輝きを放ち、決してスタイルを失わない。そんな人物を紹介する「I’M HARPER」。第5回目に登場したのはアーティストのBaby Kiyさん。ミュージシャンをはじめジュエリープロデューサーとしての仕事や生き方に対する思いをインタビューさせて頂きました。HONEY WEBでは「I’M HARPER」でお伝えしきれなかった特別編をお届け。こちらと併せてご覧ください。
ハスキーボイスで歌う、自分の気持ちを代弁しているかのような歌詞。シンプルだけれど存在感のあるジュエリー。そして、海とともに暮らす彼女のビーチリーなライフスタイル……。どれも多くの女性から共感と支持を集め、影響力のあるSNSを発信するBaby Kiyさん。そんな彼女の作品はどうやって生み出されているのか、その秘密をインタビューで聞いた。
HONEY: アーティストとして何かをつくるうえで、心がけていることはありますか?
Baby Kiy: 自分のことを表現するので、自分で自分をよく知るように心がけています。歌詞を書くことって、自分自身をさらけ出すことなんですよ。自分に嘘をついてしまって、都合の良いように歌詞を書いたらきっと聞いてくれる人たちに伝わってしまう。それに音楽ってナマモノなので、ライブで何かを届けたいって思っても、何も考えずにただ歌を歌っていたら伝わらないんじゃないかなぁって思います。
あとは、何か嫌なことがあったとき「どうして嫌な気持ちになったんだろう」って、自分の感情が動いた理由を考えますね。そのときの自分の声を聴いてあげる。そうすると原因は案外小さなことだったり、自分自身の問題だったりして、もやもやした気持ちも全部紐解いていけるんですよ。小さいころからそうしてきたのでほとんど無意識なんですけどね。
だから魅力もダメなところも、自分のことは自分がいちばん分かってると思います。今の自分に合うお仕事や時間の使い方、表現の仕方ができるのは、そのおかげかなって思います。

HONEY: Baby Kiyさんのものづくりの根源に“自分をよく知る”ということがあるんですね。ではこれまでの仕事において、大きな転機になった出来事はありますか?
Baby Kiy: 私がインスタグラムを始めたのが10年以上前で、すっごく早かったんです。当時は誰もまだ始めていなくって。元々何かを発信することが好きだったので、海がそばにある暮らしのことや、自分の作品などを発信していました。そうしたら自然と共感してくれる子が増えていって、今でいう“インフルエンサー”のようなお仕事もさせていただけるようになりました。
そのあとロキシーガールになってからは、さらにたくさんの方に私の活動を見てもらえるようになりましたね。自分がやっていることの根本は変わらないけれど、これがきっかけでサポートしてくれる人が増えたなって感じます。
HONEY: 同じように海が好きな女の子の理想像にぴったりハマったんでしょうね。
Baby Kiy: 私自身も、ロキシーガール自体も当時はそこまで浸透していなかったので、相乗効果があったのかな(笑)。でも当時は本当にやりたいことだけをやって、それに賛同してくれる人がいて……。忙しくなり始めてからは頑張りすぎて体調を崩してしまったりもしたのですが、今はちゃんと自分の声を聞いて、昔のようにやりたいことをするようにしています。

HONEY: やりたいことといえば、昔から環境問題についても発信していらっしゃったんですよね。
Baby Kiy: そうですね。20歳のころに出版した本でも書きましたが、自分ができるとき、できることをするのが大事だと思っていて。洗剤を変えたり、日焼け止めを変えたり、誰かに伝えたり……。ひとりが変えて世界が変わるかと言われたらそうじゃないかもしれないけれど、同じ考え方の人が増えてくれれば自ずとみんなの行動も変わってきますよね。
でもそういう行動って、きっと自分に余裕がないと難しい。自分が切羽詰まってるときや、体調が悪いときに人に優しくするのってすごく大変なことで。だからこそ自分のことを知ってあげることが大事とも思っています。余裕がないときの自分のことも、感情が表に出てしまったりすることも、自分の良さとして受け止めてあげてほしい。それが、誰かの手助けをしたり、環境に優しくしたりできることの第一歩じゃないかな。

HONEY: ありがとうございます。ちなみに今回I.W.HARPERを使ったカクテルを用意してみました。ミント、ソーダ、砂糖、クラッシュアイスで作るカクテル「ハーパージュレップ」です。お味はいかがでしたか?
Baby Kiy: とっても美味しかったです! ミントが爽やかで、ひと口目はちょっとモヒートっぽいなと思ったけれど、もっとキリッとした味わいです。でも程よい甘さがあって飲みやすい。炭酸でスッキリしてるし、暑い夏にぴったりのカクテルですね。
HONEY: よかった! お酒自体は好きですか?
Baby Kiy: 好きです。ただ顔に出やすいので、仲のいい友達など、身内で飲むことが多いです。お酒を飲んでいる場の楽しい雰囲気も好きで。誕生日やクリスマスなどのイベント時は家族で集まって飲むことも多いんですよ。
HONEY: 家族で! みなさん仲がいいんですね。
Baby Kiy: そうなんです。家族が仲が良いのは結構私の心の支えになっているかもしれません。絶対に信頼できる存在がそばにいたからこそ、私は今の生き方ができるようになったのかもしれないですね。

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