花と旅 #04|米蔵をリノベーションして生まれたフラワーショップ

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週末のリラクゼーション旅、気分転換に少し足を伸ばすプチ旅、仕事をしながら旅をするワーケーション。さまざまな旅の形があるけれど、「暮らすように旅をしたい」というのも願いのひとつ。そんな“旅”をナチュラルに感じさせてくれるのが“花”の存在。たとえば、ホテルの窓際に一輪挿しを飾るだけで部屋の雰囲気が和らぐし、旅の空気感を持ち帰るような感覚でお土産として花を買うのもおすすめ。こんなパワーを秘めた花を求めて、近所だけではなく、旅先でも足を運びたくなるようなお店をご紹介。花屋さんを旅の目的にして、新鮮な体験を味わってみるのもいい。
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そこに佇むだけで心の穏やかさを思い出させてくれる琵琶湖が目と鼻の先にある滋賀県・草津市。そこで昭和初期頃に建てられた米蔵をリノベーションして誕生したのが花屋“つむぐ”。蔵らしい重厚な扉を開けて店内へ進むと、まるでアトリエのような空間が広がる。ウッドの階段が二階へと繋げるスペースでは、フラワーアレンジメントスクールも開講。

生花それぞれがアートのようにラインナップされているので、一種類ずつ目を向けてみたり、枝物のダイナミックな動きにパワーをもらうのも楽しい。またここでは店名のように、訪れた一人一人との出会いをつむぐことを大切に、オーナーが会話をしながらその人に合った花束を作り上げてくれる。だから旅の思い出を語りながら表現してもらうのもいいかもしれない。

そんな一期一会を大切にするオーナーの梨本さん、おすすめのお花は“チェリープリンセスデーン”。これじつは花のように見えている部分は包葉なので、暑さに強く、夏でも比較的長持ちするから、この時期に飾るのにぴったり。「花脈の美しさが目を引き、ピンクと白のグラデーション、縁が黄緑のニュアンスカラーはまさに幻想的。上から見ると可愛いお花でガーリーに、側面から縦ラインで見せればスタイリッシュな印象になるので、どんなインテリアにも馴染みやすいんですよ」と教えてくれた。遠方で足を運べない人はぜひ、この巡り合わせを大切に、この花を部屋に添えてみてはどう?

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