自然を愛する、あの人に聞く。心地よい暮らしを叶えるためのヒント | Vol.13 スキンダイビング

慌ただしい日々を心地よいものにするためには、自分をリセットする時間も大切。平日忙しければ週末だけでも、たっぷりと自然のパワーを浴びる時間をつくってみよう。日頃から自然に寄り添った暮らしをしている人に、自分をリセットするためのアイデアを教えてもらう連載企画。心地よい暮らしを叶えるためのヒントにしてみて。13回目に取り上げるのは「スキンダイビング」。奄美大島でフリーダイビングインストラクターとして活動するARISAさんが登場!


海との一体感を味わえるスキンダイビング

スキンダイビングとは、スキューバダイビングで使用するような呼吸補助器材を使用せず、自らの呼吸(一息)で潜水すること。いわゆる「素潜り」です。重たい器材を背負うことなく、自分の身ひとつで潜ることでより海との一体感を味合うことができるんです。
私がスキンダイビングを始めたきっかけは、「イルカと一緒に泳ぎたい!」という想いから。イルカと一緒に泳ぐことができる御蔵島のことを知り、すぐに旅行の計画を立てました。学生時代水泳部だったこともあり、「泳ぐ」ことは得意でしたが、「潜る」ことは初めて。少しでも長く水中に滞在しイルカたちと一緒に泳ぐため、私もはじめはスキンダイビング講習を受けました。

スキンダイビングの魅力は、私たちの住む陸の世界とは全く違う世界を体験できること。美しいブルーの世界に広がる色とりどりの魚や珊瑚。まるで、彼らがおしゃべりする声が聞こえてくるよう。そして水の感触に、海や地球に包まれるような心地よさ。初めて見る世界なのになぜか懐かしい、そんな感覚を味わえます。それは私たち人間が産まれる前、母親のお腹の中にいたときの感覚と似ているからなのかも。

心や身体の声に耳を傾けることが豊かな生活

スキンダイビングを通じ、心や身体の声に耳を傾けながら自然に寄り添った生活をすることの大切さも感じています。

私はもともと東京で生まれ育ったので、必要なものは何でもいつでも手に入る暮らしをしてきました。ただそんな便利な暮らしをしているのに心が満たされていない自分に気づき、必要以上にモノが溢れている生活に疑問を持ち始めました。その後、国内外を旅していくうちに、自分の求める暮らしが見えてきたんです。

奄美大島も旅の通過点として訪れたのですが、あまりの居心地のよさに、スーツケース1つでそのまま移住してしまいました。都会の生活とは全く違う奄美大島での生活は「ないものはない」「できないことはできない」。だから「あるものでなんとかする」「できることを丁寧にやる」。そういうメンタリティでいると「〜しなくてはならない」というプレッシャーから解放されて、心がとっても楽なんです。

そういった環境だからこそ、自然と「あるもの」に感謝の気持ちが湧いてきます。都会では当たり前に手にしていたものが、ここではそう簡単には手に入らない。食べること一つにしても、同様。自分で魚を突いて、捌いて、料理をするという一連の工程を行うことで、大切な命を頂き、自然によって私たち人間は生かされているということを実感しています。私にとって自然に寄り添そうことは、本当の意味での「豊かな」暮らし、とっても贅沢な生活をしているなと日々だと感じています。

環境への「やさしさ」を意識して

そんな豊かな生活へ感謝し、不必要なプラスチックの消費を避けるためにもエコバック、マイボトルは常に持ち歩いていています。自宅で使用する洗剤は海へ流れることを意識し、環境にやさしいものを使用し、自分だけでなく島民の方々の環境保全の意識を高めるためにも、時々ビーチクリーンイベントを開催しています。

スキンダイビングに興味がある方は、ぜひ一度奄美大島に足を運んでください。手つかずの自然が残る奄美大島の海を目の前にしたら、きっと水中の世界を見てみたいと思うはずです!

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