
14回目に取り上げるのは「セルフリトリート」。南葉山でリトリートSPA 「海と森と」を運営する安藤 美佳子さんを紹介します。

自分と向き合うことで自身をデトックス
「リトリート」とは、日常を離れて自分を見つめ、休養やリフレッシュをすること。「セルフリトリート」とは、週末2日間を使って1人で自宅で行うリトリートのこと。心・身体・環境それぞれのフィールドで「自分と向き合う」ワークをすることで自分自身のデトックスができます。
私がサロンを運営するなかで大事にしているのは、トリートメントを受けていただくだけではなく、海辺でアーシングをしたり、波の音瞑想をしたり、夢や目標を聞かせていただいたりすることで日頃の忙しい時間を一旦忘れ、「今ここ」を感じてもらいたいということ。この考え方が、サロンにもよく来てくださる長谷川エレナ朋美さんが考案された「セルフリトリート®︎ 」ともリンクしていると感じて。ぜひ多くの方に伝えていきたい!と思うようになりました。
エレナさんの著書『自分と丁寧に向き合うセルフリトリート 』には、まさに私が大事にしたいことが詰まっている!と思っていたのですが、私自身がなかなか自分と向き合う時間を取ることができず……。そんななか、アメリカのエサレン研究所に10日間ほどのワークショップを体験しに行く機会があり、そのあと自分と向き合う時間を目的に1週間シャスタに行くことに。ちょうどサロンをはじめて2年。この先どうしていこうかなと思っていたときでした。
その際に、自然豊かな透明なエネルギーのなかで、とことんワークをして自分と向き合うことで、今自分に必要なこと、優先順位などがはっきりと見えてきて。帰国後すぐにクラウドファウンディングに挑戦することに。同時にセルフリトリート®︎ の大事さを感じ、インストラクターへの道を進むことも考えるようになりました。

心・身体が喜ぶ選択が地球にとってもやさしい選択に
そんな私にとっては、自然のなかに身をおくということも大切なこと。買い物をするときはなるべく自然なもの、自然にかえるもの、もしくは永くずっと愛用できる、心ときめくものを選択するようにしています。過剰なパッケージではないもの、生産者の方にも優しい循環があるもの、物語や想いも選ぶポイントになってます。

ときには、キャンプに出かけることも。美しい自然のなかで遊ぶと自然と環境に優しい選択が身につく気がしているので、サーフィンも始めたいと考えているところです。
さらに、やさしい味わい・オーガニック・フェアトレード ・ゴミが出にくい・手軽!というおすすめポイントがたくさんのグリーンコーヒーに出会ったことから、自身初のプロダクトとして「relaxation coffee」の販売も手がけるように。良いものを広めることも、自然環境に対して自分ができることのひとつだと感じて活動しています。身体や心が喜ぶ選択が、地球にとっても優しい選択にもつながると感じているので、難しく考えずに心地よい選択をしていきたいな、と。

自分の「好き」を集めることが心地よい暮らしに
目にうつるもの、聴こえてくる音や音楽、肌触りや好きな香り。
最初からすべては無理でも、本当に好きなものに囲まれる暮らしを目指していきたいと思っています。「好き」というエネルギーは、とても純粋で強いもの。だからこそ「なんか好き」というものを自分の周りに集めていきたいんです。
私が葉山に移住したのも、まさに心地よい暮らしを求めて。海も空も毎日すごくきれい。ふと立ち止まってきれいだな、と思うその時間を大切に、自然のリズムで生きていきたいと思っています。そして、大切なのは「自分を大切にする」こと。何かつまづくことがあるときには、いつもそこに立ち戻ります。他の誰でもなく、自分のことを大切に思えるとき、本当の意味で周りの人をも大事にできるんだと思います。心をオープンに、心からの対話を目の前の人としていきたい。やはり、自分と向き合うことが心地よい暮らしをつくる基盤になるのだと感じています。

ときには、「何もしない」をする時間を
自分と向き合うためにも、ときには「何もしない」時間もつくってみてください。私のサロン「海と森と」は、波の音しか聞こえない空間。だからこそ心の声が聴こえてくる。自分と向き合うにはベストな場所だと自負しています。表面的なことだけじゃなくて、深いところの望みにも気づいたり、思い出したり。
変化変容の今の時代。定期的にセルフリトリートすることは、自分のことを深く知ることにもつながります。それが、周りに流されず、自分の意思を持ち、表現していくことのベースにもなるはず。夢を叶えるのも、なりたい自分になるのもまずは自分のことを知ること。すべての始まりはそこからだと感じます。

セルフリトリートは、自宅で一人でもできるものですが、全国にセルフリトリート インストラクターがおりますので、一緒にワークを進めるのがおすすめです。できればいつもとは違う環境に身をおき(可能であれば少し遠いところがおすすめです!)、静かな居心地のよい、お気に入りの空間で向き合うこと、何もしない時間も一緒に取れると良いと思います。一緒にセルフリトリート®︎を広めてくださる方も募集していますので、ご興味ある方は、ぜひ一緒に活動していきましょう。
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