
ライフスタイルほど、その人の生き方や心得が垣間見える瞬間はない。今までと違った生活スタイルが求められている時も窮屈に感じることなく、輝いている女性たち。彼女たちは一体どのような毎日を送っているのか? その暮らしの中には、身体も心も前向きになるヒントが隠されている。
松田未来さん
Hair&Make-up
ヘアサロンでのサロンワークを経て、現在はヘアメイクアップアーテティストとしてファッション誌、カタログ、広告など多岐にわたり活動。コスメブランド「rihka」のディレクターを務める。9月11日に初の書籍『私が私らしく生きる美学』(双葉社)が出版。
TO DO
□自分を褒めながらスキンケア
□その日の気分にあったメイクをする
□人様のメイクを否定しない
□お腹を満たすためだけの食事はしない
□色彩豊かな花を愛でる
□愛猫と昼寝する♪
誰かのためではなく自分のためにメイクを
その人の個性と素肌を生かし、その人らしい美しさを作りあげる未来さん。ヘアメイクはもちろん、発信する美容論は多くの人々に勇気を与えている。美容の観点から身体や心の整え方を教えてもらった。
「まずは自分を褒めてあげること。スキンケアは“ほんと肌綺麗〜!”とか言いながらやってます(笑)。ビタミンを摂る、食事は乱暴にしない、のおかげもあると思いますが、褒めはじめたら20代の頃よりも肌の調子が良い。ヘアメイクはその日の気分で決めます。したくない日は無理にしない。心の声を無視せず、そういう自分も認めてあげる。メイクは誰かの為ではなく、自分のためのもの。だから私は人様のメイクを否定することは絶対にしません。例え似合わなくても、その人が綺麗になりたくてしたこと。私が誰かのメイクをするときも、コンプレックスを否定せず、自信を持つためにしてあげたい、と常々思っています」
「私なんて、と卑下するものは勿体ない。美容の力で、自分を、相手を肯定したい」未来さんの美容論は、心に作用する
家では基本的に自炊で、白砂糖は15年くらい使用してない。「改めて和食が気になっていて、寒い時期は具沢山の豚汁やポトフをよく作ります。“お腹を満たすためだけ”の食事はしません。ちょっと高くても質の良い野菜や果物を摂るようにしています」
同居猫のマドレーヌくん。一緒に昼寝して未来さんを癒すのが彼の役目
部屋には色鮮やかな花を。安らぎをもらうだけでなく、感性を磨くもの
スキンケアはラ ロッシュ ポゼのシリーズを愛用。「生理前のホルモンが揺らぐ時期の強い味方です」
rihkaのネイル。“女性たちに光(hikari)と救い(sukui)を”そんな未来さんらしい願いが込められている