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食は自分の手で育む。Monycaのオーガニックライフ

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Monyca’s organic life in Hana

ROXYガールとして活躍するモニカ・エレオグラムは地元マウイ島のハナのオーガニックファームで幼馴染の夫と暮らす。自然がいっぱい、ヘルシーで愛に満ち溢れたモニカのストーリー。


広大なファームには好きな果実を好きなだけ

モニカが生まれ育ったハナは、マウイ島の小さな町。手付かずの大自然に囲まれた美しさで「天国のような町」と称されるほどだ。海辺のお店をのぞくと女の子はビキニにノーメイク、男の子はボードショーツで出入りし「お母さん元気?」とか「お仕事どう?」なんていう会話が聞こえてくる。コミュニティもとても小さいから、町の全員が家族のよう。この町でサーフィンを覚え、幼い頃から数々のコンテストに出場しROXYガールとして世界で活躍するようになった彼女が今でもハナで生活を送るのは、ここの自然、波、人々が大好きだから。

いつ質問しても「1番好きな場所はホーム」そう返ってくる。実は夫であるオラ・エレオグラムもハナで生まれ育った。モニカとはなんと家が隣同士の幼馴染で、7歳の頃から兄弟姉妹みんなで遊んでいたそう。

そんな愛すべきホームでモニカがファームを始めたのは5年前のこと。「フルーツやお野菜をスーパーで買うとき、オーガニックのものはどうも値段が高くて、だったら自分たちで育てちゃおうって思ったのがきっかけ」。前に住んでいた家ですでにオラがアボカド、オレンジ、バナナなどの木を育て始めていたから、今の家を購入したときにそのまま移植。すぐに他にもたくさんの木を植えて、今ではフルーツのみならず、ハーブ、コーヒー、スパイスなど約30種類、合わせると200 本近くにもなる。昨年からはお花も植え始めた。

「私はアシスタントで、マスターファーマーは旦那さん(笑)。彼がファームに関するリサーチをすべてこなしているの。この土地でどんな植物が育ちやすいのかとか、興味があるフルーツの木の育成方法を古本やネットを使って徹底的に調べてる。すっごく熱心よ」

5エーカー(東京ドーム約半個分の広さ)もの土地でしっかりファーミングをしているにもかかわらず、2人はそれをビジネスにしようと思っているわけではない。家の前に設置された手書きの可愛いフルーツスタンドに並べたり、ときどきファーマーズマーケットに出店したりするけれど、基本的には自分たちのヘルシーな食事のため、家族や友達に分けるためにやっている。

さて、ファームではアシスタントのモニカだが、キッチンではヘッドシェフとして腕をふるう。今度は彼がアシスタントになる番だ。「ファームで採れたもの、家にあるものや近所で手に入るものでクリエイティブに料理を作るのが好き。例えば白砂糖の代わりにハニーや、デーツなどドライフルーツを使って甘みを足したり、バターがないときにはアボカドを代わりに使ったりね」。自分が種から育てたものを、収穫して、自分の手で調理していただく。ミニマルライフ、シンプルライフの原点であり、とっても幸せな生き方。

モニカはファームとの関わりについてこう語ってくれた。「それぞれの植物たちに注いだ愛情や努力の結果として、新しい命の誕生を体験できるの。私たちの生活を豊かに、ヘルシーに保つものは自分の手で育てられるっていう力強い実感と充実感を得られているわ」

–{海とファーム。ハナでのスローライフ}–

海とファーム。ハナでのスローライフ

ロキシーの撮影で年間60〜100 日は家を空けどこかトリップに旅立つというモニカ。だからこそ、ホームにいるときにはのんびりしていたい。「朝は彼とゆっくり過ごして、まずファームへオレンジやアボカドを集めに行く。フルーツスタンドに入れるためにね。そのあとはサーフィンしたり、ハナタウンでランチをして、午後は家でコンピューターに向かってソーシャルメディア関連の仕事をする。ハナの生活は少しのんびりし過ぎちゃうところがあるから、メリハリをつけるためにもパワーヨガのクラスに週3くらいで行ってる。もちろんサーフィンも週3〜4くらいやってるわ」

そういえば昔のモニカは、バチン! とリップを決め、キレイにスプレーを飛ばしたりと、その華奢な身体からは想像つかないほど大胆なサーフスタイルを繰り出すバリバリのショートボーダーの印象だった。しかし今はメロウなライフスタイルと一緒で、波に合わせていろんなボードに乗ったり、波がなくてもリラックスするために海に行くそう。「小さい頃はコンテストに出ていたから波の大小問わず必ずショートボードを持ち出して、目標を掲げながらサーフィンしてたけど、今は波や風のコンディションに合わせてボードを選ぶ。天気が最高にいいメロウ&グラッシーな日にはスタイリッシュに楽しみたいから、チルなムードでロングに乗るわ。でも波がいいときは、思いっきりショートでリッピングするの」

家から一番近いホームブレイクは車で15分くらいのコキ。波が良く、混んでいない日にオラや友達とみんなでサーフィンするのが一番ハッピーな時間だと言う。「海はストレスをなくし、明晰にしてくれる。他に何も心配したり考えたりしないで、いまを感じられる場所」

モニカはそうやって自分のライフスタイルを楽しみながらも、いつでも実直で、感謝の気持ちを忘れず心に持っている人。「私は最高にラッキー。大好きな人たちと過ごせて、サーフィンがたくさんできる今の生活と仕事は当たり前じゃない。だからいただいた仕事には100%のエネルギーを注ぐようにしてるわ」

おちゃめでピュア、心も身体もナチュラルに生きるモニカは、小さな町ハナが生んだミューズ。ハワイの若い女の子や世界中のサーファーたちに、これからもヘルシーなインスピレーションを与え続ける。


掲載:HONEY Vol.24
※内容は掲載当時のものです。