
オーストラリア・シドニーのマンリーで生まれ育ち、幼い頃から海とともに生きてきたキャシー・イン。数年前に長年通っていたバリ島のウルワツに拠点を移し、旅をしながら自然と調和した人生を送っている。そんな彼女のライフストーリーをお届けします。
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あなたのことについて教えて
生まれ育ちはオーストラリアのシドニー、ノーザンビーチのマンリーという海沿いの街。両親は中国人なんだけど、’80年代にオーストラリアに移住したから私たち家族は中国系オーストラリア人。マンリーはシドニーから北に車で30分程の場所で、シティ郊外ののんびりとした雰囲気がありつつもおしゃれなカフェやショップも並んでいて、サーファーに人気の街。そんな場所で育ったこともあって、幼い頃から海が生活の一部なのは当たり前だった。大学卒業後、しばらくフランスのパリに住んでいたけど、やっぱり海が身近にない生活はどこか物足りなくてシドニーへ戻ったの。パンデミック中にオンラインでどこでも働ける仕事を見つけて、何度も旅行で訪れていたバリ島に移住し、今はウルワツに住んでいる。仕事は大学で学んだPRを生かしてソーシャルメディア・マーケティングをしながら、フリーランスでモデルの仕事もやっている。
旅行は私の人生の大部分を占めているから、将来はバリ島をベースに、家族や友達がいるオーストラリア、大好きなフランスを行ったり来たりしながら生活するのが夢。
サーフィンとの出合い
サーフィンは15歳の時、学校の授業の一環で始めたわ。私が通っていた学校は体育の授業で何かスポーツを選ばなければならず、サーフィンはその中の一つだった。最初は授業だからやっていただけで、あまり真剣にやっていなかった(笑)。2回目にバリに来たとき友達がパダンパダンに連れて行ってくれて、そのとき授業では得られなかったサーフィンの本質的な楽しさを知り、もっと上手くなりたいと思った。
普段はビンギンやウルワツでサーフィンをするのが好きだけど、観光客が戻ってきたいまは毎日すごく混んでいて、あまりサーフィンに行く気分じゃないのが本音。
今乗っているボードは9’3”のシングルフィンのロングボードと7’4”のミッドレングス。どちらもシドニーのシェイパーが削ったボードで、どんな波にも対応してくれる優れもの。
最近行ったメンタワイのサーフトリップは今までで一番楽しかった。どんなレベルのサーファーでも乗れるし、波の質が圧倒的に良かった。手付かずの自然が残った島は、今まで見たことがないくらいの美しさだった。
バリ島からも近いし、毎年そこに行くのが今の目標。私は毎日のサーフィンでは大きな波に挑戦するタイプじゃないけど、人生で一度は8〜10フィートの波に挑戦してみたい!



ウルワツに住んでいてよかったと思うことは
ここに住んでいる人はみんな似たようなマインドや考えを持っていて、小さなコミュニティだけど一緒にいて凄く心地いいの。バリ島の他のエリアに比べると自然は豊かで波はワールドクラス。最近は少し忙しくなってきたイメージもあるけど、チャングーやクタのようなエリアに比べると、まだまだ落ち着いた街。

海、自然との関係を言葉にするなら?
自然や海は私にとって生活の中心。サーフィンや泳ぎに行くときタイドをチェックしたり、月の満ち欠けに前より敏感になったり。そういった小さいことが常に自然と共存していることをリマインドしてくれる。
そしてたまには自分をプッシュして、大きい波や難しい波に挑戦するのもいいと思うわ! ワイプアウトして波にもみくちゃにされたあと、ようやく水面に上がって大きく呼吸できるあの瞬間が大好き。だって、生きている感覚を強く感じさせてくれるから。
あなたを幸せにするものを3つ教えて
1つ目は、深いレベルで繋がれる人々とのコネクションを持つこと。家族でも友達でも、自分と似たような波動を持っていて、何かあればお互いに頼れる人が周りに居れば、近くに住んでいなくても愛を感じることができるから。
2つ目は、旅に出ること。新しい土地に行って、自分が知らなかったことを自然や歴史から学ぶのって学校で受ける教育より得るものが多いと思う。私は食べることも大好きだから、それぞれの都市で美味しいものを食べることも幸せの一つ。
3つ目は、太陽の光を浴びること。とてもシンプルだけど、雨の日と晴れの日のモチベーションや気分って全然違うの。太陽の下で1日過ごした後、家に帰ってくるとすごく幸せで、健康的な気分になれる。

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