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まるで映画『リロ&スティッチ』のリロのような可愛らしさ|娘に伝えたい「ネイティブ・ハワイアン」にとっての宝物

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美しいオアフ島ノースショアを“ホーム”と呼ぶクリエイティブな女性たちを4回に渡って紹介。3人目の今回は、ハワイの伝統文化の継承や自然保護活動をするシェイエン・カニナとその娘コーラルを紹介。

Cheyenne & Coral Kanani
ハワイの自然が生んだマーメイド


ノースショアの波のように美しくうねる髪を潮風に揺らしながら、フラを踊る一人の女性。指先はまるで水が流れるかのように、そして風と戯れるように軽やかに動く。踊りに合わせて綴られる美しいハワイ語の歌声が空高く響く……。

シェイエン・カナニはノースショア出身のネイティブハワイアン。自分のルーツであるハワイの伝統を次のジェネレーションへ継承していくことに情熱を注ぐ若き母。そしてシェイエンの足元には、こちらをはにかんだ笑顔で見る小さな少女、コーラルがいた。まるで映画『リロ&スティッチ』のリロが、目の前にいるような可愛らしさだ。そんな2人の姿は、まさに“ハワイ”そのもの。

ハワイの長い歴史の中で進んだ移民と観光地化。ピュアなネイティブハワイアンの人口は、今やハワイ諸島全土においてかなり減少傾向にある。それに伴い、ハワイの文化にとって重要な自然や、先祖代々続くストーリーを伝承する人も徐々に減りつつある。シェイエンはこの文化を途絶えさせないために、自分達世代が未来へしっかりと伝えていく必要があると、日頃からメッセージを発信している。そして、我が子コーラルへも早くから伝えている。

–{ハワイアンにとって言葉の宝物}–
ハワイの自然と共に生きるために土を耕し、ハワイ語で話しかけ、ときにはフラを踊り、花を積みレイを作る。海に行けば魚たちと自由に泳ぎ、波があればサーフィンを楽しむ。彼女が幼少の頃に祖母から聞いた多くのハワイアンストーリーを、母となったいまコーラルへと伝えている。そのストーリーは彼女たちの深い歴史、自然と寄り添いながら生きる術が含まれていて、ハワイアンにとって言葉の宝物だと言う。大地が第一のホームであるとするならば、海は自分たちハワイアンにとって、第二のホームだと言うシェイエン。サーフィンやフリーダイビングをすることは自分のマインドを落ち着かせ、クリアにするメディテーションのようなもの。その世界をコーラルに教え始めたのは、なんと2歳の頃からだったという。

シェイエンは、コーラルの小さな顔にフッと息を吹きかけた。その瞬間息を止めたコーラルを海の中へ誘うと、母の手から離れ小さなマーメイドのように泳ぎ始めたという。ノースショアの海と自然に囲まれた場所で育ってきたアイランダーたち。長い歴史の中で受け継がれてきた彼女たちの血には、海や森と生きる力が自然と備わっているのかもしれない。そして、その文化や血を絶やさないために、これからもシェイエンはハワイアンとして、美しいストーリーを語り続ける。


レイの作り方をコーラルに教えるシェイエン。教本などを使うのではなく、実際にやってみて教える。先祖代々受け継がれていくカルチャー

–{絵に描いたような可愛さ}–

絵に描いたような可愛さのコーラル。若干5歳にしてサーフィンやフリーダイビングをこなすスーパーキッズ。将来が楽しみだ


ハワイといえばフラ。コーラルに教えるときはその意味も一緒に伝えていく。文化を繋いでいくということは、その背景を知ることが大切


時に友人を招いてレイのワークショップを行う。ハワイやポリネシアの文化には無くてはならない民族衣装が絶えないよう活動している


シェイエン&コーラル・カニナ
ネイティブハワイアンとして、ハワイの伝統文化や自然保護活動をするシェイエン。娘コーラルはもちろん、友人や次世代の子供たちへもハワイアンカルチャーを伝えるアクティベスト。