自然に寄り添った食事で心地よい毎日を。ORGANIC FOOD STORY #3 SOYFFEE

発酵大豆の魅力をより多くの人に届けたい

未来をつくる毎日の食事は、身体や心を健やかにしてくれるだけでなく、地球にもやさしいもの選びたい。そこで、HONEY編集部が、今気になるオーガニックフードの裏側にまで迫る連載をスタート。生産者さんたちの商品へのこだわり、想いまでをお届け。それぞれのフードに秘められたストーリーを知って、日々の暮らしをもっと豊かなものに。

「You are what your eat(食はあなたの身体と心の健康そのもの)」。大地に寄り添ったオーガニックフードを毎日に取り入れて。

第3回は、発酵大豆を使った「SOYFFEE」をピックアップ。


普段の食事に、手軽に栄養素をプラス

日本初の海水浴が始まった大磯町の海近に店舗兼工場を置き、「大豆」を中心とした日本伝統食をリブランディングし、「SOYFFEE」の開発・製造しているShonan Soy Studio。オーナーである小野岡さんは、カリフォルニアとニューヨークに住んでいる際に、ヴィーガンの食文化や健康志向の広がりを受け、日本の大豆食品への注目が高まっていることを感じたのだそう。

「お豆腐、枝豆、豆乳、みそ汁などの食品がオーガニックストアで人気でした。納豆もニューヨークタイムズを始めとしたメディアに取り上げられていましたが、臭みと粘り気がボトルネックになり、アメリカ人からは受け入れられていなかったんです。そんな納豆を、より多くの方に食べてもらうにはどうしたらいいのか……。様々な食材を使って臭みを消そうと試みたところ、コーヒーを使用した時が一番匂いが消え、海外の友人たちからも『とてもおいしい』『パンに合わせられる』といった評価をもらえました」。

そんな試行錯誤の末に生まれたのが、コーヒーの使用で独特の臭いが抑えられた、納豆菌で発酵させた大豆をベースにしたスパイスふりかけ「SOYFFEE Powder +」。様々な食事シーンに合わせて、6種類のフレーバーが用意されている。使い方は、普段の食事にアクセント的に振りかけるだけ。

Basta Pasta(バスタパスタ)、Veggie Bowl(べジボール)、Oiso Time(オオイソタイム)、Hurry Curry(ハリーカリー)、Spicy Lover(スパイシーラバー)、Café Me(カフェミー)

それぞれ、スリランカのコロンボ、イタリアのミラノ、アメリカのサンタモニカなど、世界6都市をイメージして作られている。おうちにいながら手軽に世界の味わいを楽しめるのもうれしい。

「ただスパイスを足すというだけではなく、スパイスやハーブ、スーパーフードとミックスし『ふりかけ』にすることで、後かけで使用してもらうというコンセプトにするところにこだわりました。より食事シーンに特化し、実際に私が住んでいた都市、行ったことのある都市の味わいに寄せました。それによって、より使用シーンのイメージが湧きやすくなり、楽しみながら食べてもらえるようになったと思います」。

もちろん、保存料・添加物は不使用。
「保存料をはじめとした添加物を使用するそもそもの目的のひとつは、食材の寿命を長くすることだと思いますが、そもそも『適切な量を、適切な価値を加えて、適切な方へ供給する』ことを考えて、生産・販売をすれば添加物の使用の必要はなくなると思うんです。
そういった考えを持つ食品メーカーが増えれば、環境問題の一因にもなる大量生産・大量消費を回避することにもつながると考えています」と語ってくれた小野岡さん。自身でも実際に製品を使ってジェノベーゼをつくることが多いんだとか。

「納豆菌が入っているのでパスタに若干の粘りとコクがうまれて、とてもおいしくなるんです。お客様からも、お料理にコクが生まれるという声をいただいています」。

他にもサラダ、パスタ、トースト、肉料理、和食、など、様々な食事シーンに合わせて使えるフレーバーが揃っているので、食事シーンに合わせて自分の好みの味わいを見つけてみて。色合いもカラフルで、キッチンに並べておいてもおしゃれなのがうれしい。

さらに、Shonan Soy Studioでは「Bite for Bite」という活動も展開中。食を通じて、世界の機会格差をなくしたいという想いから、売上の一部を貧困国の支援にも充てている。 身体のことはもちろん、環境、社会のことまで考えたSOYFFEEを、ぜひ味わってみて。

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